現状維持
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2023-11-21 TNL Taiwan編集部
台湾海峡「現状維持」では不十分、台湾人は米国の積極的関与に懐疑的
台湾中央研究院社会学研究所が実施した世論調査によると、台湾の人々は「台湾海峡の現状維持は、もはや将来の選択肢ではないかもしれない」と認識していることが明らかになった。
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2023-10-19 李世輝 (LI Shihui)
台湾・総統選まで3カ月 カギ握る2大政党内「派閥抗争」という視点【李世暉の天秤】
中国が軍事的圧力を強化するなか、世界が注視する2024年台湾・総統選まであと3カ月。すでに主要3候補プラス1の水面下のせめぎ合いは始まっており、各2大政党内部の派閥間のせめぎ合いも見え隠れする。1996年の初の直接選実施以降の総統選は、それぞれ何がキーポイントで、2024年は一体何が焦点となるのか。台湾の政治大学教授で、シンクタンク・日本研究院理事長の李世暉氏は、次期総統選はまさに「派閥抗争こそがキーポイントになる」と指摘する。
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2023-08-15 樫山幸夫 (KASHIYAMA Yukio)
日本の対台湾政策変更うかがわせる麻生氏の「戦う覚悟」発言に戸惑いも【樫山幸夫の一刀両断】
「戦う覚悟」という自民党の麻生副総裁の発言が物議をかもしている。中国を念頭に置いた台湾での講演、真意は不明だが、「政府内部を含め、調整した」(鈴木馨祐政調副会長)との説明が事実なら、これまでの政府方針からの変更につながる。ウクライナ問題に忙殺される米国に代わって、アジア太平洋での中国抑止の主役を担おうという構想も垣間見られる。台湾側世論の一部には戸惑いもみられ、この麻生発言が空回りに終わる可能性もある。
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2023-04-30 近藤伸二 (KONDO Shinji)
24年台湾・総統選で野党の候補者選び大詰め、候補一本化の可否も焦点に【近藤伸二の一筆入魂】
2024年1月13日に行われる台湾・総統選まで8カ月余りとなり、野党の候補者選びが大詰めを迎えている。最大野党・国民党、第三勢力の台湾民衆党とも、新総統就任のちょうど1年前となる5月20日ごろに決める予定で、最終調整を急いでいる。一足早く頼清徳副総統を公認候補に選んだ与党・民進党を追う展開となるが、野党側が候補者を一本化できるかどうかも鍵を握る情勢となっている。
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2023-04-13 TNL JP 編集部
台湾立法院の游院長、マクロン発言に戸惑い「フランスの建国理念は時代遅れか」と皮肉
マクロン仏大統領による台湾に関する発言に、游錫堃(ゆう・しゃくこん)台湾の立法院院長は、「『自由、平等、友愛』というフランスの建国理想は、今や時代遅れになったのか」と皮肉交じりにそう反応した。「欧州は米中いずれにも追随すべきでない」としたマクロン氏の発言は欧米でも波紋を広げ、「欧州と米国の同盟関係を台無しにした」(チェコの上院議員)などと批判を集めている。
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2023-04-12 TNL JP 編集部
「我々の危機ではない」マクロン仏大統領の発言で足並みの乱れ露呈した西側陣営
台湾情勢に関し、「米中いずれにも追随すべきでない」と説いたフランスのマクロン大統領の発言に、欧米各国が強く反発している。台湾の蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と会談したことへの対抗措置として、中国が台湾周辺で軍事演習を行っている最中だっただけに、フランス国内でも批判の声が上がった。西側陣営の足並みの乱れを露呈した形のマクロン発言は、5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)にも影響を与えそうだ。
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2023-04-06 TNL JP 編集部
蔡総統、米国内で米下院議長と歴史的会談 中国「断固として効果的な措置取る」と猛反発
台湾の蔡英文総統と米国のマッカーシー下院議長(共和党)は5日午前(日本時間6日未明)、米ロサンゼルス郊外で会談した。米メディアによると、1979年の米台断交後、台湾総統が米国で下院議長と会談するのは初めてで、米政界の要人では最高位。中国は会談に「断固として効果的な措置を取る」と猛反発しており、台湾情勢はさらに緊迫しそうだ。