台湾映画
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2023-03-16 小野純子(ONO Junko)
1931甲子園準優勝!台湾・嘉義農林学校野球部の語り部・蔡清輝さんの言葉
侍ジャパンの活躍が注目されるWBC。今回台湾は惜しくも予選敗退したが、2013年WBCでの日台の熱戦と爽やかな交流は球史に残るゲームだった。それだけに台湾代表チームの来日が幻となったことに対し日本の野球ファンの落胆も大きく、SNS上には台湾敗退を惜しむ声が続出。1931(昭和6)年夏の甲子園大会で準優勝した台湾・嘉義農林学校にさかのぼる日台の野球を通じた絆を想起させた。金城学院大(名古屋市)文学部講師で戦時下の学徒動員などに詳しい小野純子氏がWBC白熱の今、嘉義農林学校野球部OBで、名将・近藤兵太郎監督の最後の教え子・蔡清輝さんとの交流を紹介する。
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2023-02-28 橋本行平
34年ぶり上映「悲情城市」―悲しみの九份と228事件―
侯孝賢監督作品「悲情城市」は、1947年に起こった228事件を題材に、九份や金瓜石、基隆などで撮影をし、九份の写真館を営む文清の役を香港の俳優、梁朝偉(トニー・レオン)が演じている。その映画のデジタル版が228和平記念日の4連休前日から、34年ぶりに再上映されることになった。連休中はチケットが完売するほど老若を問わず大人気だった。
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2023-02-19 中央社フォーカス台湾
グレッグ・ハンとリン・ボーホン主演の台湾映画がヒット セリフが流行語に
俳優のグレッグ・ハン(許光漢)とリン・ボーホン(林柏宏)が主演するコメディー映画「関於我和鬼変成家人的那件事」(Marry My Dead Body)の興行収入が公開7日目の16日までに7500万台湾元(約3億3200万円)を超えた。
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2022-11-25 TNL タイワン編集部
蔡明亮監督「青春神話」は90年代台湾ティーンエイジャーの漠然とした気持ちを表現することに成功
それは、権威が倒され、グローバル化した情報がまだインターネットで手に入らない時代の話である。当時のティーンエイジャーの戸惑いは、台湾史上最も強烈だったかもしれない。世代の早い5年生(民国50年代生まれ)は指導者や権力に反発でき、遅い世代は共感できるアニメやポップカルチャーがあり、無数のオタクを生んだのである。しかし、6年生(民国60年代生まれ)は?
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2022-10-31 中央社フォーカス台湾
台湾映画「流麻溝十五号」プレミア、白色テロの女性政治犯の物語を描く
戦後の戒厳令下で国民党政権によって行われた政治的迫害「白色テロ」の女性被害者を題材にした台湾映画「流麻溝十五号」のプレミア上映イベントが27日、台北市内で開かれた。イベントにはチョウ監督や製作者のヤオ・ウェンチー(姚文智)前立法委員(国会議員)、ユーハンら出演者の他、90代の白色テロ被害者の張常美さんと息子の欧陽慧剛さんも出席した。
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2022-05-30 蕭 伊芬
映画という名の手紙——『アメリカン・ガール』を観て——
中華圏で最も歴史の長い映画祭である金馬賞。その映画祭で昨年、 主要賞3つを総なめした『アメリカンガール』。主人公であるアメリカ育ちの「ファンイー」は母の病気をきっかけに台湾に帰郷する。しかし、彼女を待ち受けていたのは文化と言葉の壁であった。現実と理想の間で揺れ動く彼女のアイデンティーに注目。