ロシア
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2023-11-24 TNL JP 編集部
「正恩氏が入手したい兵器」と米紙 北朝鮮の偵察衛星、周回軌道に進入
韓国の情報機関・国家情報院(NIS)は23日、北朝鮮が21日夜に打ち上げた軍事偵察衛星について、「発射は成功し、衛星が周回軌道に進入した」との分析を明らかにした。米紙ワシントン・ポストは、衛星は金正恩総書記が手に入れたい膨大な兵器リストの一つに過ぎないと報じた。
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2023-09-30 杜祖健(DU Zujian)Anthony T. Tu
台湾人化学者が共産圏で人情を実感「私がみたモスクワ、ウラジオストク」【アンソニー・トゥ回顧録】④
日清戦争(1894~95)の結果、下関条約によって台湾は1945年まで約半世紀の間、日本の統治下に置かれた。戦前から戦後にかけて台湾医学の先駆者となった杜聡明氏の三男として生まれ、米国で世界的な毒性学の権威となった杜祖健(アンソニー・トゥ= Anthony Tu)氏。日本の松本サリン事件解決にも協力した台湾生まれ、米国在住の化学者が、自身とロシアとのかかわりを振り返る。
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2023-09-19 TNL JP 編集部
中国が「心中穏やかでない」理由とは ロシア・北朝鮮が蜜月関係アピール
先週ロシアを訪問した金正恩朝鮮労働党総書記は、プーチン露大統領との首脳会談のほか、ショイグ国防相とも「実務的な問題で建設的な意見」を交わし、ロシア艦隊を視察した。ロシアは正恩氏を国賓待遇で歓迎し、両国は互いに蜜月関係をアピール。ところが、これに心中穏やかではないのが中国だ。その理由とは―。
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2023-09-13 西岡省二(NISHIOKA.Shoji)
世界注視の首脳会談 金正恩総書記とプーチン大統領の相互補完関係がもたらす悪夢【西岡省二の羅針儀】
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記のロシア訪問で焦点となる4年ぶりのプーチン大統領との首脳会談。ともに米主導の国際秩序に反対し、西側諸国を翻弄する。緊張する国際情勢において、両国の結束がもたらすものは、北朝鮮の最先端兵器保有か、北朝鮮がロシアの対日米韓の“防波堤”になることか、あるいはウクライナ侵攻に関する情報を北朝鮮が共有し、将来の南北武力統一の教訓とすることなのか。2019年4月にはセレモニーに過ぎなかった露朝首脳会談が4年の時を経て変貌し、今回、二つの強権体制の相互補完関係が強化される契機となるかもしれない。
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2023-08-23 TNL JP 編集部
途上国40か国以上が加盟への関心表明新興5か国BRICS首脳会議、22日開幕
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5か国で構成するBRICSの第15回首脳会議が南ア・ヨハネスブルグで22日、3日間の日程で始まった。発展途上国から多くの加盟申請を集めるBRICSとは、どういう組織なのか―。
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2023-08-08 TNL JP 編集部
ロシアと蜜月関係の中国、モスクワに異例抗議 観光客が入国拒否され、「野蛮で過剰」な聴取
在ロシア中国大使館は6日までに、著名ブロガーを含む中国人観光客5人がロシア国境警備隊に4時間にわたり聴取される「野蛮で過剰な法執行」があり、「中国国民の権益が傷つけられた」と発表した。中露両国が関係強化を図る中、異例の表現を用いて抗議した格好となった。
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2023-08-04 西岡省二(NISHIOKA.Shoji)
中国・ロシア・北朝鮮“戦勝”軍事パレードで露呈した3カ国の微妙な距離感【西岡省二の羅針儀】
中国とロシアは、北朝鮮の「祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利70周年」(7月27日)を祝うイベントに代表団を送り込み、日米韓3カ国の結束に対抗するかのように中露朝の友好関係を誇示した。ただ、軍事パレードなどの一連の祝賀行事をつぶさに分析すると、中露朝は、米国を脅威とみなす点で共通するものの、対決姿勢を鮮明にする露朝に対し、関係改善を試みる中国が微妙に距離を置くという構図が浮き彫りになっている。
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2023-07-28 TNL JP 編集部
ウクライナ侵攻で国際社会から孤立したロシア 核で西側と対峙する北朝鮮に急接近するワケ
北朝鮮は首都平壌の金日成広場で27日、朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結70年を記念したパレードを実施し、李鴻忠・中国共産党政治局員と共に訪朝中のショイグ露国防相も出席したとみられる。コロナ禍以降、初めてロシアの要人が北朝鮮を訪問し、ここにきて両国は急接近している。その理由を米誌「USニューズ&ワールド・レポート」が解説した。
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2023-07-24 SWI swissinfo.ch 日本語版
困窮国にパンを 制裁が生むロシアとイランの蜜月
国際制裁下にあるロシアとイランが、スイスを経由して取引される小麦などの穀物を巡り、協力関係を築いている。人道的理由から容認される取引だが、デリケートな問題を生んでいる。
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2023-07-11 樫山幸夫 (KASHIYAMA Yukio)
「広島、長崎と同じことすれば…」 ロシア前大統領の暴言に抗議せぬ岸田政権【樫山幸夫の一刀両断】
ロシアのメドベージェフ前大統領が、ウクライナでの核兵器使用を示唆し、あまつさえ広島、長崎への原爆投下にも言及した。被爆者を冒とくするかのような暴言に対し、広島選出の岸田首相をいただく日本政府をはじめ、広島、長崎両市は非難しながらも、抗議を見送っている。不当な発言を唯一の戦争被爆国である日本が黙認すれば、誤ったメッセージとなりかねないという危惧も生じている。