台湾経済
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2023-09-09 TNL Taiwan編集部
台湾経済は「外冷内熱」 今年のGDP成長率2%達成は成は難しい、8年ぶりの低水準に
台湾行政院主計総処(統計局)が8月18日、台湾の2023年のGDP成長率予測を発表、GDP成長率2%達成は絶望的であることが明らかになった。行政院主計総処の朱沢民主計長は、世界経済の緩やかな回復に伴い、端末機器の需要が安定することにより、人工知能(AI)向けの半導体の出荷が増加し、輸出が拡大することを期待していると述べた。
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2023-07-17 近藤伸二 (KONDO Shinji)
豊かさで日本を超える台湾経済の強さと課題【近藤伸二の一筆入魂】
台湾が豊かさで日本を超える日が近づいている。台湾は生活レベルの指標となる1人当たり名目GDP(国内総生産)で2022年、韓国を抜き、日本に肉薄した。半導体をはじめとするIT(情報技術)産業で世界を席巻し、さらなる躍進を遂げようとしている。土地は九州ほどの広さしかなく、人口も約2300万人と中規模で、資源にも恵まれない台湾が、なぜこれほど発展を続けているのか。その強みと課題に迫る。
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2023-02-23 坂木 龍太郎 (SAKAKI Ryutaro)
物価高による台湾の変化と花への影響
台灣の花の価格が上昇している。台灣国内の物価高に世界的な物価上昇が値上がりの大きな要因だが、コロナ禍の航空便減少による全体的な供給量不足や、花屋に欠かせない資材の値上がりも遠因だ。
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2022-12-13 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
日本と台湾の「今年の漢字」2022―日本は「原因」、台湾は「結果」―
日本漢字能力協会が毎年公募している今年の漢字が12月12日京都清水寺で発表された。今年は、ウクライナvsロシア戦争、サッカーW杯の熱戦、北朝鮮のミサイル、コロナとの戦い、旧統一教会との戦いなどを背景に「戦」が選ばれた。これにさかのぼること数日、12月7日に台湾でも今年の漢字が発表された。「上昇する、膨らむ、値上がりする」などの意味を持つ「漲」が選ばれた。総数75385票のうち,「漲」は7871票獲得,第2位の「撐」に1103票の差をつけた。 昨年に続いて(2021年12月30日)今回も台湾の「今年の漢字2022」を紹介します。
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2022-10-24 台湾光華雑誌
台湾を世界のブランドに――メイド・イン・タイワンを輝かせた 「加工輸出区」の栄光とこれから
高雄の加工輸出区(EPZ、Export Processing Zone、輸出加工区)、現在の「前鎮科技産業園区」の製品陳列室。中南米地域の友好国から訪れた来賓が、展示された過去の製品を指さして「ああ、このポータブルステレオは、子供の頃、私も1台持っていましたよ」と声を上げた。これに対して「そうですよ。これは台湾製で、ここから輸出されていったのです」と加工輸出区管理処高雄分処に勤務して20年を超える広報担当の丁世徳が答えた。
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