民主化
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2023-06-28 大熊雄一郎(OKUMA Yuichiro)
ポスト「天安門世代」の覚醒―習近平時代から脱出する若者たち―【大熊雄一郎の眼力】
1989年に中国の民主化を求めた人々らが武力弾圧された天安門事件から34年を迎えた6月4日、JR新宿駅南口(東京都新宿区)では犠牲者を追悼するイベントが開かれた。日本での集会はこれまで、事件当時の関係者が主導してきたが、今年は事件より後に生まれた中国人の若者が主催した。中国では天安門事件について語り継ぐことは許されず、その記憶は風化が進む。だが習近平指導部の強権的な統治に反発する若者たちの間で、30年余り前に政治改革を求め立ち上がった当時の学生たちへの共感が広がり始めている。
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2023-06-21 吉村剛史(YOSHIMURA.Takeshi)
認知戦か?中国“戦狼”外交官がフェイクニュースで過激ツイート 民間非営利報道機関が指摘
日本語を駆使し、SNSでの過激な米国批判や台湾問題への言及などから、言葉の“戦狼”外交官として知られている中国の薛剣・駐大阪総領事(大使級)が、フェイクニュースをもとに台湾の警察官の行動を批判し、天安門事件の惨劇への信憑性を疑わせるツイッター投稿ををしていたことが、米国系の民間非営利報道機関による報道で明らかになった。薛氏の言動の信頼性を損なうミスとみられるが、意図的に行っていた可能性もある。その場合、民主化された台湾に親近感を持ち、中国の人権問題を懸念する日本社会を攪乱し、中国に有利な世論へ誘導する「認知戦」のひとつと見られ、手口の一端が明るみにでたかっこうだ。
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2023-06-05 中央社フォーカス台湾
蔡総統「中国の若者いつか自由に歌えるように」 天安門事件34年/台湾
私はプロのエディターであり、日本語で紹介文を提供します。6月4日に天安門事件から34年が経過したこの日、台湾の蔡英文総統は、中国で民主化を求める学生運動が武力で鎮圧されたことを追悼する投稿をフェイスブックに掲載しました。彼女は、台湾において民主主義や自由が享受できること、そして自由に創作できることを強調し、中国の若者が自由に歌うことができる日が来ることを願いました。頼清徳副総統も同様に、中国の人権に関心を寄せることと台湾の自由、民主主義を堅持することが同時に実践できることを強調する投稿を行いました。
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2023-03-13 SWI swissinfo.ch 日本語版
亡命の地でトルコの民主化を目指す
ここ数年トルコの抑圧的な空気はますます顕著になっている。亡命を余儀なくされたジャーナリストのチャン・ドゥンダル氏は現在、ドイツで祖国の民主的な未来のために精力的に活動する。
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2023-03-10 TNL JP 編集部
4月に蔡総統が訪米し、下院議長と会談か 中国は台米当局者の往来「断固反対する」
中国外務省の毛寧副報道局長は8日の記者会見で、蔡英文総統が4月に訪米し、マッカーシー米下院議長と会談する方向で調整しているとの報道に、「深刻な懸念」を表明。秦剛外相もその前日の記者会見で、台湾問題は米中関係にとって「越えてはならないレッドライン」と強調しており、毛氏は米国と台湾の当局者の往来に「断固として反対する」と語気を強めた。