台湾情勢
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2023-06-19 TNL JP 編集部
関係改善模索で訪中のブリンケン米国務長官 台湾念頭に19日、米中外交トップが会談へ
2021年1月のバイデン政権発足後、国務長官を含めた米閣僚で初めて訪中したブリンケン米国務長官は18日、北京で中国の秦剛国務委員兼外相と会談。19日には中国外交担当トップの王毅・共産党政治局員と会談する。米中関係の悪化に歯止めをかけ、台湾問題や偶発的衝突の回避に向けた対話を確保する狙いだが、米国の保守系メディアからは、「外交政策の観点からは無意味」という声も上がっている。
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2023-04-17 TNL JP 編集部
台湾巡るマクロン発言で仏閣僚火消しに懸命 国内では年金改革強行で大統領支持率急落
フランスのマクロン大統領が中国訪問後、メディアとのインタビューで台湾について、「米中対立に欧州が巻き込まれるのは罠(にかかるようなもの)だ」などと発言し、西側各国から猛批判を招いた問題で、仏政府はいまだ火消しに懸命だ。先進7か国(G7)外相会合で来日しているコロナ仏外相は、「中国には責任ある大国にふさわしい振る舞いを期待する」とし、マクロン発言を補足した。
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2023-04-12 TNL JP 編集部
「我々の危機ではない」マクロン仏大統領の発言で足並みの乱れ露呈した西側陣営
台湾情勢に関し、「米中いずれにも追随すべきでない」と説いたフランスのマクロン大統領の発言に、欧米各国が強く反発している。台湾の蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と会談したことへの対抗措置として、中国が台湾周辺で軍事演習を行っている最中だっただけに、フランス国内でも批判の声が上がった。西側陣営の足並みの乱れを露呈した形のマクロン発言は、5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)にも影響を与えそうだ。
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2023-04-06 TNL JP 編集部
蔡総統、米国内で米下院議長と歴史的会談 中国「断固として効果的な措置取る」と猛反発
台湾の蔡英文総統と米国のマッカーシー下院議長(共和党)は5日午前(日本時間6日未明)、米ロサンゼルス郊外で会談した。米メディアによると、1979年の米台断交後、台湾総統が米国で下院議長と会談するのは初めてで、米政界の要人では最高位。中国は会談に「断固として効果的な措置を取る」と猛反発しており、台湾情勢はさらに緊迫しそうだ。
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2023-02-24 TNL JP 編集部
ウクライナ侵攻1年で先鋭化する民主陣営対専制陣営の対立
ウクライナ侵攻から1年。西側諸国によるロシアや支援国への制裁が一層強化される中、侵攻を正当化するプーチン大統領は米国との新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止を表明。これまでロシアと一定の距離を置いていた中国も連携強化にかじを切る動きを見せ、中露首脳会談後の軍事支援も現実味を帯びてきた。“気球問題”による米中関係の悪化、米要人の相次ぐ台湾訪問などで台湾海峡の緊迫化も懸念され、民主主義陣営と権威主義陣営の対立が先鋭化している。