台湾
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2023-09-07 近藤伸二 (KONDO Shinji)
半導体「シリコンの盾」強化に踏み出す台湾 海外進出求められ陥るジレンマ【近藤伸二の一筆入魂】
世界の半導体サプライチェーン(供給網)で重要な役割を果たしている台湾が、最先端品の現地生産を拡充し、これまで手薄だった製造装置の自前生産にも力を入れるなど、半導体産業の一層の強化に踏み出している。半導体を敵の攻撃から守る「盾」に見立て、経済と連動させて台湾の防衛を堅固にしようとする「シリコンの盾(シリコンシールド)」と呼ばれる安全保障戦略が背景にある。一方で、日米欧などからは海外進出を強く求められ、応じざるを得ない現実もあり、台湾はジレンマに陥っている。
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2023-09-06 中央社フォーカス台湾
蔡総統、エスワティニ訪問に出発 就任後2度目 関係深化へ/台湾
蔡英文(さいえいぶん)総統は5日午前、中華民国(台湾)と外交関係を有するアフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)を訪問するため、専用機で桃園国際空港を出発した。搭乗前に談話を発表し、今回の訪問を通じ、両国間の持続可能な協力を促進し続けていく考えを示した。
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2023-09-06 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
1471日(丸4年)無上陸記録途絶える―首長の知恵が試される「台風休み」の判断―
先週末から今週にかけて台湾南部に台風11号が上陸しました。台湾に台風が上陸するのは実に4年ぶりです。台湾では台風に数字をつけません。アジア名と呼ばれる名前を付けます。この台風の名前はハイクイ(海葵)、つまりイソギンチャクという意味です。台風が近づくと台湾では台風暇(タイフォンジャ:台風休み)が発表されます。台風が来て危ないから仕事や学校は休んでくださいという趣旨なのですが、風や雨がそれほどひどくなかったら若者は映画館やカラオケに行きます。だいたい満席になります。今回はこの台風休みに関する悲喜コモゴモをご紹介しましょう。
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2023-09-04 中央社フォーカス台湾
台風11号 台湾各地で厳戒態勢 東部で停電や街路樹倒れる被害
台風11号の襲来に備え、台湾の各県市は厳戒態勢を敷いている。一方、すでに強風域に入った東部・台東県や花蓮県では停電や街路樹が倒れるなどの被害が出ている。
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2023-09-03 中央社フォーカス台湾
東京で台湾生活用品の商談会 81社が独自の商品アピール
台湾の生活用品を集めた商談会が1日、東京で開催され、台湾企業81社130人以上のスタッフらが魅力ある独自の商品を来場者にアピールした。
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2023-09-02 中央社フォーカス台湾
台湾、政府機関での生成AI使用に関する指針を閣議決定 機密文書の作成は禁止
台湾の行政院院会(閣議)は31日、行政院とその所属機関での生成人工知能(AI)の使用に関するガイドラインを決定した。
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2023-09-01 TNL JP 編集部
これが「オーギョーチ」だ!暑い台湾の夏の風物詩に脚光【検証!台湾グルメ世界最強説】④
NHK連続テレビ小説「らんまん」で、主人公の台湾調査旅行に関するキーワードとなった「オーギョーチ」(愛玉子)が注目されている。台湾固有のクワ科イチジク属のつる性植物の名で、同時にその果実からつくられる寒天状スイーツ名でもある。台湾では夏の風物詩などとして親しまれており、日本の台湾料理店でデザートメニューとしてお目にかかることも。最近は缶詰や自宅で手作りできるキットなども入手可能で、まだまだ厳しい残暑のなか涼感に満ちた台湾スイーツを楽しむのもよさそうだ。
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2023-09-01 中央社フォーカス台湾
米国、台湾への対外軍事融資を発表 約117億円 国防部「地域の安定に寄与」
米政府は30日、台湾に8000万米ドル(約117億円)の対外軍事融資(FMF)を供与すると発表した。
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2023-08-31 TNL JP 編集部
英国議会、公文書に「台湾は独立国」と明記 中国副主席「互いの核心的利益に配慮せよ」
英議会は初めて公式文書で台湾を「独立国家」と明記したことが30日分かった。そのタイミングで同日から中国を訪問している英国のクレバリー外相は、北京で中国の韓正(かん・せい)国家副主席と会談。韓氏は「互いの核心的利益や重大な懸念について配慮しなければならない」とし、英議会が〝政治的タブー〟を破ったことに暗に触れ、英政府にくぎを刺した。
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2023-08-31 小笠原 欣幸 (OGASAWARA Yoshiyuki)
台湾2024総統選のカギは「棄保」その方程式と3つの可能性とは【小笠原欣幸の視線】
来年1月13日投開票の台湾・総統選に、与党・民主進歩党(民進党)からは同党主席で副総統の頼清徳氏(63)、最大野党・中国国民党(国民党)からは新北市長の侯友宜氏(66)、第三勢力・台湾民衆党(民衆党)からは同党主席で前台北市長の柯文哲氏(64)が名乗りをあげていたが、新たに鴻海(ホンハイ)精密工業創業者で前会長の郭台銘氏(72)が無所属での出馬を表明した。乱立なら票の分散で与党有利となるため今後の野党陣営の調整などが注目されるが先行き不透明だ。台湾の政治・選挙に関する権威、小笠原欣幸氏は、「3人の争いに集約されるなら、棄保(きほ)というキーワードが鍵をにぎる」と指摘する。