台湾
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2023-06-01 中央社フォーカス台湾
ソーダグリーンが無料野外ライブ 3万人集結/台湾
人気バンド、ソーダグリーンは30日、台北市の国家両庁院屋外広場で無料コンサートを開催し、3万人の観客を魅了した。デビュー日に当たるこの日は、同バンドは毎年5月30日を「ソーダグリーンデー」としている。台風の接近が懸念されたが、雨に見舞われずに予定通りの開催となり、リーダーのアフーはファンの念力に感謝した。来年にはデビュー20周年を迎えるため、コンサートツアーを実施することも発表された。
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2023-05-31 TNL JP 編集部
台湾安全保障トップ「海峡の現状維持」強調 中国の一方的なレッドラインは認めない姿勢
蔡英文総統の上級顧問は今週、台湾は将来、マッカーシー米下院議長の訪問を歓迎するとし、中国が台湾の米国との関係を一方的に制限する〝レッドライン〟を認めないと明言。台湾有事を回避するためには、台湾海峡の平和と安定を現状維持することの重要性を説いた。
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2023-05-31 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
台湾日本語学科の「ディベート活動」―文藻盃日本語ディベート大会―
日本では大学生の英語ディベートと言えば、学部に関係なく、たいていの場合ESSの活動の一つとして全国的に行われています。台湾では主に日本語学科の学生が、授業でディベートをしたり、毎年開かれる複数の大会に参加したりしています。先週土曜日(5月27日)、高雄にある文藻外語大学でディベート大会が開かれました。今年の論題は原子力発電所でした。
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2023-05-28 中央社フォーカス台湾
市の補助金を不正受給か 検察が食品会社関係者ら取り調べ/台湾
台湾・基隆市で、学校給食用の食材を提供していた食品会社が、不当な表示などを使い市から不正に補助金を受け取っていた疑いがあるとして、台湾基隆地方検察署が関係者ら12人の取り調べを行った。市が発見した不正行為には、提供したトマトの表示に事実とは異なる内容が書かれていたことや、期限切れの鶏肉を提供していたこと、パンに虫が混入していたことが含まれる。検察は、この食品会社や市教育処を捜索し、市内の各教育機関から提出された食材に関する資料などを調査した。現在、汚職を禁じる条例や文書偽造罪などの疑いで調べを進めている。12人のうち7人は保釈金を払い、保釈されたという。
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2023-05-28 中央社フォーカス台湾
WHO総会、今年は23カ国が台湾支持を表明 外交関係国以外の国も
WHO総会で、台湾への支持を表明した国は累計23カ国に達した。台湾と国交を有する12カ国に加え、日本や米国、欧州諸国からも支持が寄せられている。24日の会合では、台湾と国交を結ぶパラオ、セントクリストファー・ネビス、ツバル、エスワティニ、ベリーズが台湾のオブザーバー参加を支持する発言を行った。パラオの保健相は、新型コロナウイルスの流行下でWHO以外に台湾からも支援を受けたとし、台湾の助けがなければ感染を抑え込むことはできなかったと語った。セントクリストファー・ネビスの代表は、台湾の公衆衛生への貢献を称賛した上でWHOが台湾を排除し続けることは理にかなっていないと訴えた。バチカンはWHOのオブザーバー参加国で、特定の国家に関する発言をしないことが慣例となっている。
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2023-05-27 中央社フォーカス台湾
台湾からの代表団と面会 ベルン市長「台湾は永遠に孤独ではない」
台湾の薛瑞元衛生福利部長(保健相)率いる代表団が世界保健機関(WHO)総会への参加を訴えるために、スイスの首都ベルン市のフォン・グラッフェンリード市長と面会した。グラッフェンリード氏は、台湾が民主主義国家であることを評価し、世界は共に協力して問題を解決すべきだと強調。また、ロシア・ウクライナ戦争が勃発してから1年余りの間に、欧州はウクライナ支持で団結し、中国に対する警鐘であり、台湾には希望をもたらすと語った。薛氏らはこの日、スイス連邦議会も訪問し、中央社がWHO総会の取材許可証の取得を中国の圧力で拒まれたことについて、スイスは中立で開かれた国でありながら、強い姿勢でWTOとの交渉に臨んでいないことは受け入れられないと述べ、必ず改善しなければならないと訴えた。
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2023-05-26 中央社フォーカス台湾
「歩行者優先」の文化形成へ 台湾、交通安全行動綱領を閣議決定 汚名返上目指す
台湾行政院は、歩行者優先を推進する交通安全行動綱領を決定しました。この綱領には、道路の改善や教育、自動車管理、取り締まりの強化などが盛り込まれています。陳建仁行政院長は、人を中心とした歩行者優先の交通安全文化の形成を目指す考えを示しています。台湾の交通環境には、運転者のマナーの悪さや交通の危険性が問題視されており、「歩行者地獄」と報じられることもあります。このような状況を改善するために、綱領では、建設、教育、自動車管理、法執行の4つの面に分け、計19項目のアクションプランが打ち出されました。国家発展委員会で審議中の「持続可能な人と車の安全向上計画」には、7年で420億台湾元(約1900億円)を計上する予定です。
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2023-05-25 中央社フォーカス台湾
WHO総会、新たに10カ国が台湾の参加支持訴え エストニアは初
世界保健機関(WHO)の総会で、エストニア、リトアニア、ルクセンブルク、パラグアイ、セントビンセント・グレナディーン、ハイチ、セントルシア、ナウル、マーシャル諸島、ドイツの10カ国が、台湾の参加支持を表明した。エストニアの保健労働相は、「包容性や台湾を含む全てのパートナーの意義のある参加を促進すべきだ」と語り、リトアニアの保健相も、台湾をオブザーバーとして総会に参加させることは「極めて重要だ」と述べた。ハイチの代表も、新型コロナ流行時の台湾の迅速な対応に触れ、世界の健康安全保障に対する貢献が明らかなのは疑いようがないと強調した。一方、ニカラグアやかつて台湾と2度断交したチャドは、「一つの中国」原則を強調した。
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2023-05-24 中央社フォーカス台湾
台湾記者、取材許可されず 外交部「中国の圧力、強く非難」 WHO総会
世界保健機関(WHO)年次総会の取材許可証の受け渡しを拒否された中央社の記者について、台湾外交部は強い不満を表明し、中国政府を強く非難した。中央社の記者は台湾(中華民国)という国籍を明記していたが、受け渡しを拒否されたという。外交部は国際連合が長い間台湾の記者の取材を認めていないことに触れ、国連憲章や世界人権宣言に反する行為だと指摘した。また、中国政府については、台湾人を守ると言った挙句、台湾人を傷つける行為ばかりしていると批判した。国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」や台湾外国籍記者聯誼会も声明を出し、全てのジャーナリストとメディアを受け入れるべきだとの立場を示した。
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2023-05-23 中央社フォーカス台湾
WHO総会開幕 台湾招待「加盟国の賛同いらない」 保健相が現地で会見
台湾の薛瑞元(せつずいげん)衛生福利部長(保健相)は、世界保健機関(WHO)の年次総会で、台湾のオブザーバー参加に加盟国による投票は必要なく、WHO事務局長であるテドロス氏に台湾を招待する権限があると主張した。これに対し、テドロス氏は加盟国が投票によって台湾の参加を決めるとの考えを示した。薛氏は、台湾がオブザーバー参加した2009年、加盟国全体の同意は得られていなかったと話し、テドロス氏の主張と実際の状況との間には落差があると語った。台湾は、中国の反対により17年以降、WHO総会に招待されなくなっている。薛氏は、台湾が参加できないことがWHOの目標の実現を妨げるとした上で、「台湾の参加は公衆衛生に関わる問題であり、政治的な問題ではない。健康は基本的人権であり、誰一人取り残してはならない」と強調した。