老舗
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2023-06-03 坂木 龍太郎 (SAKAKI Ryutaro)
学校の周りに花屋が“臨時出店” 台湾の卒業式で好まれるフラワーギフト
欧米と同様に6月が卒業シーズンの台湾。新しい門出を華やかに祝うフラワーギフトも、春の花を中心にアレンジする日本とは異なる。卒業式が行われる学校の周囲に花屋が臨時出店する光景も、台湾の卒業シーズンの風物詩だ。
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2023-05-21 台湾光華雑誌
嘉義の「二通」を歩く―― 少しずつ再現される かつての「木都」の姿
「一府(台南)二鹿(鹿港)三艋舺(万華)」という言葉があるが、これは清の時代の台湾で南から北へと開拓が進み、政治経済の中心地が広がっていったことを指す。だが、台湾西部平野の中心に位置する嘉義では、実は台南より早くから町を囲む柵が設けられ、高雄より早くから工業都市として発展していたことをご存じだろうか。
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2023-04-09 台湾光華雑誌
懐かしく甘酸っぱい味わい
40~50年前の台湾では、夏になると「四果氷」というかき氷がよく売れた。プレーンなかき氷の上に4種類の蜜餞(フルーツの砂糖漬け)をのせたものだ。木瓜籖(パパイヤの千切り)、李仔糕(スモモの砂糖漬け)、楊桃乾(乾燥させたスターフルーツ)、李仔鹹(スモモの塩漬け)などで、年配の人々にとっては懐かしい味だ。台湾ではさまざまなフルーツが大量に生産されており、昔の農家は生産過剰の問題を解決するために、フルーツを砂糖や塩で漬けて保存食にした。芒果青(砂糖と塩で漬けた青いマンゴー)なども、おやつとしてよく食べられていた。 砂糖漬けフルーツの産地としてよく知られているのは、彰化県の百果山、台南市の安平、そして宜蘭県の礁渓だ。現在では工場生産に変わったが、百年以上続く蜜餞の老舗の物語から、往時の「甘酸っぱい」味わいをしのぶことができる。
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2023-01-25 中央社フォーカス台湾
台中第3市場、開場から100年 装い新たに活性化図る/台湾
中部・台中市の台湾鉄路管理局(台鉄)台中駅の裏手に位置する公設小売市場「第3市場」は昨年、開場から100年を迎えた。市は同市場の外壁をリニューアルするなど改善工事を進め、活性化を図っている。
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2023-01-04 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
台湾の元旦の風景―国旗掲揚・初日の出・豆乳店―
台湾の1月1日は元旦であると同時に建国記念日でもあります。総統府前の広場では6時27分から国旗掲揚の厳かな儀式があります。6時30分に儀式が終わったら当然多くの人がその足で朝食を食べに行きます。総統府から歩いて行ける所に豆乳店があって、毎朝長い行列ができています。また東海岸を中心に初日を拝む絶景のポイントがいくつかあります。台湾の元旦は、旧正月(今年は1月22日)とは違う雰囲気があります。