TSMC
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2023-09-26 李世輝 (LI Shihui)
日台が戦略的連携へ!先端技術連携強化に向け本格始動した夏【李世暉の天秤】
コロナ禍の沈静化で2023年夏は日台間往来も次第に日常を取り戻した。相互交流もまた「正常化」というよりはコロナ禍以前に比べ一層拡大、深化しているといえそうだ。最近の動向を見ても、8月7日から9日まで麻生太郎自民党副総裁が訪台した。続いて8月24、25日には日本の半導体戦略を主導する甘利明衆自民党前幹事長(半導体戦略推進議員連盟会長)も台湾入りしている。台湾メディアの注目度から判断すると、麻生太郎氏は主に「台湾有事」を念頭に、安全保障問題に関心を寄せているのに対し、甘利明氏は経済安全保障と半導体戦略に関心を持っている。戦略物資としての半導体が注目されるなか、日本と台湾の先端技術連携強化が本格的に始動したようだ。
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2023-09-21 中央社フォーカス台湾
TSMC、米アリゾナ新工場に2度目の増資=経済部が承認/台湾
台湾経済部(経済省)投資審議委員会は18日、半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が米アリゾナ州に建設中の工場の運営資金として45億米ドル(約6700億円)を増資する計画を承認した。
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2023-09-21 TNL Taiwan編集部
TSMCのドイツ進出を歓迎 メルセデス・ベンツCTO 独占インタビュー 半導体エコシステムを構築
INSIDE はドイツのミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2023」(旧通称:フランクフルト国際モーターショー)において、メルセデス・ベンツ・グループのマーカス・シェーファーCTO(Markus Schäfer、最高技術責任者)に独占取材を行い、メルセデス・ベンツが独自OSを開発する理由を始め、ドイツの自動車産業が半導体とどう関わっていくのについて話を聞いた。
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2023-09-07 近藤伸二 (KONDO Shinji)
半導体「シリコンの盾」強化に踏み出す台湾 海外進出求められ陥るジレンマ【近藤伸二の一筆入魂】
世界の半導体サプライチェーン(供給網)で重要な役割を果たしている台湾が、最先端品の現地生産を拡充し、これまで手薄だった製造装置の自前生産にも力を入れるなど、半導体産業の一層の強化に踏み出している。半導体を敵の攻撃から守る「盾」に見立て、経済と連動させて台湾の防衛を堅固にしようとする「シリコンの盾(シリコンシールド)」と呼ばれる安全保障戦略が背景にある。一方で、日米欧などからは海外進出を強く求められ、応じざるを得ない現実もあり、台湾はジレンマに陥っている。
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2023-09-03 TNL Taiwan編集部
TSMCがドイツから50億ユーロの補助金を受け ドイツのドレスデンに半導体工場建設
ドイツメディアの報道によると、台湾を代表する半導体ファウンドリTSMC(台湾積体電路製造)が50億ユーロ(約7905億円)の補助金を受け、他の3社と合弁で総額100億ユーロ(約1兆5810億円)を投じ、車載半導体工場を建設することになった。
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2023-08-09 中央社フォーカス台湾
TSMC、ドイツに工場建設へ 24年下半期の着工目指す/台湾
半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は8日、自動車部品大手ボッシュなどと共同で、ドイツ・ドレスデンに置く合弁会社、欧州半導体製造(ESMC)に出資し、先端半導体の製造を行うと発表した。
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2023-08-02 TNL Taiwan編集部
TSMC業績、世界的不況影響で二度目の下方修正で売上10%減。今後のAI特需に期待
世界最大の半導体ファウンドリ、台湾TSMC(台湾積体電路製造)は7月20日に第2四半期の決算説明会を開き、2023年第2四半期の財務報告を発表した。2022年同期と比較して売上高は10.0%減少し、粗利益率は54.1%、税引後純利益率は37.8%になった。 第 3 四半期の売上高は米ドルベースで6.5 ~ 11.6% 増加し、粗利益率は 51.5 ~ 53.5% になると推定されている。米国工場の生産計画は2025年まで延期されるが、日本については未定だという。
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2023-07-28 中央社フォーカス台湾
TSMC、台湾・新竹でR&Dセンター供用開始 1.4ナノ以下の技術研究へ
半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は28日、北部・新竹県内で研究開発施設「グローバルR&Dセンター」の供用開始式典を開いた。
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2023-07-22 中央社フォーカス台湾
TSMCの米アリゾナ工場、生産開始が25年に延期/台湾
台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音董事長(会長)は20日、米国アリゾナ州で建設中の新工場での生産開始が、当初予定していた2024年末から25年にずれ込むと明らかにした。
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2023-07-17 近藤伸二 (KONDO Shinji)
豊かさで日本を超える台湾経済の強さと課題【近藤伸二の一筆入魂】
台湾が豊かさで日本を超える日が近づいている。台湾は生活レベルの指標となる1人当たり名目GDP(国内総生産)で2022年、韓国を抜き、日本に肉薄した。半導体をはじめとするIT(情報技術)産業で世界を席巻し、さらなる躍進を遂げようとしている。土地は九州ほどの広さしかなく、人口も約2300万人と中規模で、資源にも恵まれない台湾が、なぜこれほど発展を続けているのか。その強みと課題に迫る。