共産党
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2023-07-05 西岡省二(NISHIOKA.Shoji)
私も中国でスパイに疑われた!改正「反スパイ法」は果たして習近平政権の基盤を強化するか
中国では今月1日、スパイ行為の対象を広げた改正「反スパイ法」が施行され、日本では中国と接点を持つ幅広い層に警戒感が広がっている。当局が恣意的な判断で「スパイ行為」を認定する恐れがあり、中国への旅行・出張をためらう声も聞こえる。経済成長よりも政治的安定を優先せざるを得ない習近平政権の特殊性を露呈した形といえそうだ。実際に中国で取材中、スパイ行為を疑われ、摘発されたことのある筆者が改正「反スパイ法」が何を中国にもたらすのかを考察してみた。
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2022-12-08 TNL JP 編集部
中国で拡大した政府への抗議活動に異変か 当局は顔認証システムで全デモ参加者特定
中国・上海市では今週から「ゼロコロナ」対策を一部緩和し、地下鉄や屋外の公共の場所でのPCR検査の陰性証明は不要となった。ロックダウンなどの厳しい措置に抗議する大規模なデモが中国全土に広がり、各都市で感染対策の緩和にシフトしている。一方、警察当局は数千数万のデモ参加者を特定し、「二度と政府批判をさせないよう脅迫している」と米紙ニューヨーク・タイムズは報じた。