南シナ海
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2023-11-16 TNL JP 編集部
習主席、軍に米国との衝突へ備え指示 政権初期の演説集で明らかに=米紙
中国の習近平国家主席は15日午前(日本時間16日未明)、6年半ぶりに訪れた米国でバイデン大統領と会談した。両国は関係の安定化をはかることができるかが焦点になる。そんな中、米紙ニューヨーク・タイムズは、習氏が権力を掌握した初期、米国との共存を誓う一方、中国人民解放軍に対して米国との軍事衝突も辞さない姿勢を示していたと伝えた。
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2023-11-06 TNL JP 編集部
岸田首相、比国と安全保障の連携強化確認 中国紙「紛争引き起こしたい日本の願望」
先週末、フィリピンを訪問した岸田首相は、自衛隊とフィリピン軍部隊の相互往来をスムーズにする「円滑化協定」の交渉開始で合意したと明らかにした。これには両国それぞれの領海でエスカレートする中国の攻撃的な海洋進出をけん制する狙いがある。この動きに中国国営メディアは、「混乱を生み出し、紛争を引き起こしたいという日本政府の願望だ」と伝えた。
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2023-09-07 TNL JP 編集部
インドネシアで開幕ASEAN関連首脳会議南シナ海の権益巡り中国にアジア各国が反発
5日にインドネシア・ジャカルタで開幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議では、南シナ海のほぼ全域に権益が及ぶと主張する新たな地図を8月に公表した中国に対し、ASEAN加盟国を含むアジア各国が反発しており、海洋権益をめぐる議論が行われた。
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2023-09-01 TNL JP 編集部
中国公表の新地図にアジア各国猛抗議 中印国境や南シナ海で領土領海を主張
中国政府は今週、中国の領土や領海を示した新しい地図を公表した。これにインドとマレーシアが自国の一部の領土や領海が中国領として記されているとして猛抗議し、台湾やフィリピン、インドネシアも反発している。
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2023-08-15 TNL JP 編集部
中国の王毅氏、フィリピンに〝協力〟呼びかけ 緊張高まる南シナ海の領有権問題で=新華社
フィリピンが実効支配する南シナ海・南沙諸島のセカンド・トーマス礁(タガログ語でアユンギン礁)に、意図的に座礁させてある軍艦の撤去を迫る中国が、新たな揺さぶりをかけてきた。中国の王毅外相は先週末、フィリピンに対し、この問題を解決するため中国と〝協力〟するよう要請したという。
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2023-08-08 TNL JP 編集部
南シナ海で中国艦、放水砲で物資補給を妨害 フィリピン軍が非難、米日豪など比の支持表明
フィリピン軍は6日、南シナ海のアユンギン礁(英語名セカンド・トーマス礁)で5日に同軍拠点に兵員交代と物資補給のため近づいたチャーター船のうち1隻を中国海警局の艦船が、放水砲を使って妨害したとし、強く非難するとの声明を発表した。米日豪など西側はフィリピンへの支持を表明し、米国は米比相互防衛条約の発動事案になると中国をけん制した。
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2023-05-17 TNL JP 編集部
「米国の同盟衝動と中国の冒険主義」が招く 米中戦争は比国をめぐり開戦か=米研究機関
米シンクタンク「クインシー研究所」は今週、フィリピンとの軍事同盟を深めようとする米国の衝動はリスクを伴い、中国の冒険主義と相まって、アジアの平和を脅かしているとするアナリシスを発表した。一方、フィリピンは中国の実効支配が進む南シナ海・南沙諸島の主権を明示するため、排他的経済水域(EEZ)に同国の国旗を付けた浮標(ブイ)を設置した。
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2023-04-14 TNL JP 編集部
米国、フィリピン両軍が過去最大の軍事演習 台湾海峡、南シナ海の有事に備え中国に対抗
フィリピン軍は首都マニラのアギナルド基地で今週、米軍との定期合同演習「バリカタン」の開始式典を開いた。今年は両軍の兵員約1万7600人が参加し、過去最大規模となる。南シナ海に進出する中国との緊張が高まる中、同盟を強化する狙いだ。演習はフィリピン周辺で28日まで行われ、26日には領海内で初の海上実弾演習を実施し、老朽艦を撃沈させる。
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2023-03-15 TNL JP 編集部
米英豪「オーカス」が対中国で抑止力強化策 オーストラリアに30年代原潜最大5隻配備へ
米国、英国、オーストラリア3か国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」は13日(日本時間14日)、米西部サンディエゴで首脳会談を開き、オーストラリアへの原子力潜水艦導入計画を発表した。同国が2030年代に米国の原潜を最大5隻調達し配備し、台湾周辺や南シナ海で海洋進出を続ける中国への抑止力強化を図る。
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2023-02-14 TNL JP 編集部
フィリピンの巡視船に中国船がレーザー照射 南沙諸島の比国が領有権主張する海域で
フィリピン沿岸警備隊は13日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のセカンド・トーマス礁にある同国の海軍拠点への補給を行っていた巡視船に対し、中国海警局の船が「軍事級のレーザー」を照射して妨害行為をしたとして非難した。中国による周辺国に対する同様の威嚇行動は過去にも報告されていた。