外省人
-
2023-10-19 李世輝 (LI Shihui)
台湾・総統選まで3カ月 カギ握る2大政党内「派閥抗争」という視点【李世暉の天秤】
中国が軍事的圧力を強化するなか、世界が注視する2024年台湾・総統選まであと3カ月。すでに主要3候補プラス1の水面下のせめぎ合いは始まっており、各2大政党内部の派閥間のせめぎ合いも見え隠れする。1996年の初の直接選実施以降の総統選は、それぞれ何がキーポイントで、2024年は一体何が焦点となるのか。台湾の政治大学教授で、シンクタンク・日本研究院理事長の李世暉氏は、次期総統選はまさに「派閥抗争こそがキーポイントになる」と指摘する。
-
2023-03-17 TNL JP 編集部
退役軍人らの「9割」がスパイ?日経報道に対する台湾各方面の反応とその後の論争
「日本経済新聞」が「(台湾)軍幹部の9割ほどは退役後、中国に渡る」「腐敗が常態化している」などとする取材対象者の証言を連載企画の中で紹介し、「9割」の根拠などをめぐって台湾で同紙に対する批判の声があがった問題。日経新聞は結局「お知らせ」とする短文を掲載し、あくまで「取材対象者の証言」「社としての見解ではない」として幕引きをはかった。だが台湾では現実に軍関係者の情報漏洩事案も起きているだけに、与野党双方にとって政治的に微妙な領域に同紙が立ち入った結果、との見方も指摘される騒動となった。
-
2023-01-16 杜祖健(DU Zujian)Anthony T. Tu
【アンソニー・トゥ回顧録】① 日の丸が去ったころ
日清戦争(1894~95)の結果、下関条約によって台湾は1945年まで約半世紀の間、大日本帝国の統治下に置かれた。台湾医学の先駆者となった杜聡明氏の三男として生まれ、戦後、米国で世界的な毒性学の権威となり、日本の大事件解決にも協力した杜祖健氏が、台湾から日の丸が去ったころを振り返り、台湾人としての心情を記録する。
-
2022-12-04 TNL JP 編集部
連載「あの街の“正港台湾料理店”」第9回:マダムリン台北(東京都調布市)
正港とは「正統な、本場の」などを意味する台湾語。「あの街の“正港台湾料理店”」は、日本で台湾の食文化にこだわる料理人のストーリーと食を追い求める連載です。第9回目は、住宅地の広がる調布市で20年以上にわたって地元で愛され続ける台湾料理店「マダムリン台北」を紹介する。