脳の再成長
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2022-12-02 TNL JP 編集部
トガリネズミの脳が季節で収縮するメカニズム アルツハイマー病など治療に有効な可能性
エサが不足する真冬に備えるため、多くの野生動物は動きを鈍らせたり、冬眠したり、暖かい場所に移動する。ところがトガリネズミという全長わずか5cmほどの小動物は特異だ。寒い季節を乗り切るため、この動物は自分の脳を〝食べ〟、臓器を4分の1まで減らし、暖かい春になると再び脳を成長させるというのだ。そのメカニズムを解明することで、アルツハイマー病などの難病治療に役立てるという、画期的な可能性が浮上している。