芸術家
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2023-09-24 台湾光華雑誌
台湾美術の光 次の世代へ託す文化の灯
この2年間、台湾美術界は大変な盛り上がりを見せている。半世紀近く姿を消していた大理石の裸体像「甘露水」が再び出現し、国宝に指定された。「不朽の青春-台湾美術再発見」「光-台湾文化の啓蒙と自覚」「人・間-陳澄波と画廊」「台湾土・自由水-黄土水芸術生命の復活」など、台湾の先駆的な芸術家に関する展覧会も次々と開催された。また美術史学者・顔娟英と蔡家丘の共同企画で、23名の研究者による共著『台湾美術両百年』が出版され、質が高く売れ行きもよい同著は、一般の人々に台湾美術への扉を開くことになった。これまで長きにわたり、台湾の美術界にこうした活気などなかったと、誰が想像できるだろうか。
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2023-05-18 TNL JP 編集部
東大駒場で「Hong Kong Week 2023」始まる、20日まで 展示会や映画上映
東京大学は「香港の事情を、知る」をテーマに目黒区の駒場キャンパス内で「Hong Kong Week 2023」のアート作品展示会をはじめ、招待講演会、パネルディスカッション、映画上映会を開催している。20日まで。
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2023-03-28 饒羽念(RAO Yunian)
若き台湾芸術家の目に映る横浜~駅ナカ個展で伝える魅力~
台湾出身の若手アーティスト、呉庭鳳の個展が31日まで横浜のBankART Stationで開催されている。横浜市と台北市のパートナー都市提携を機に始まった「台北市・横浜市アーティスト交流プログラム」の一環で、横浜のアートスペース、BankART1929に約3カ月滞在し、制作した成果を発表するもの。日本画で使われる岩絵具を用いた作品には、初めて暮らした異国の街中で出会った、かけがえのない大切な思い出が描かれている。
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2022-11-15 中央社フォーカス台湾
「芸術で反抗」 香港の芸術家、旧政治犯収容所で展覧会 抗議者の精神伝える/台湾
香港の反体制芸術家、ケイシー・ウォン(黄国才)さんが「2022年人権芸術生活フェスティバル」で2019年のデモ当時に撮影した写真や映像、デモの道具などを展示する。その中からは、香港で2019年に起きた逃亡犯条例改正案を巡る反政府デモのスローガンが発せられる―。ウォンさんは、これらの作品は本来ならば香港で展示すべきだと心の内を明かしつつ、香港にもいつの日にか人権博物館が設立され、香港人が勝ち取った民主主義や人権の歴史的記憶を示せるようになればと願った。