米中対立
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2023-05-17 TNL JP 編集部
「米国の同盟衝動と中国の冒険主義」が招く 米中戦争は比国をめぐり開戦か=米研究機関
米シンクタンク「クインシー研究所」は今週、フィリピンとの軍事同盟を深めようとする米国の衝動はリスクを伴い、中国の冒険主義と相まって、アジアの平和を脅かしているとするアナリシスを発表した。一方、フィリピンは中国の実効支配が進む南シナ海・南沙諸島の主権を明示するため、排他的経済水域(EEZ)に同国の国旗を付けた浮標(ブイ)を設置した。
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2023-04-16 中央社フォーカス台湾
鴻海創業者、自民・麻生氏と面会 アジア太平洋の安定巡り意見交わす/台湾
日本を訪問していた鴻海(ホンハイ)精密工業の創業者、郭台銘氏の事務所は14日、郭氏が同日、自民党の麻生太郎副総裁と面会し、アジア太平洋地域の安定を巡り意見を交わしたと明らかにした。
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2023-04-10 TNL JP 編集部
中国軍が台湾包囲、空と海で軍事演習 蔡総統・米下院議長会談への対抗措置
中国軍による台湾を取り囲む形での軍事演習は10日、3日間の日程を終了した。中国軍は戦闘機や駆逐艦が演習する映像を公開し、戦力を誇示。米国との関係を強化する台湾の蔡英文政権に圧力を加えた。9日には台湾海峡で中国、台湾それぞれの艦船約10隻ずつがにらみ合ったと伝えられる。
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2023-03-30 TNL JP 編集部
中米歴訪の蔡総統が経由地NYに到着 中国は台米接触なら「必ず反撃を行う」
10日間の中米歴訪に出発した蔡英文総統は29日、経由地の米ニューヨークに到着した。米政府は「公式訪問ではない」としているが、中国は台湾独立を狙う挑発行為だと反発。ニューヨーク市内では蔡氏を歓迎する台湾支持者らが集まる一方、中国系住民らは五星紅旗を掲げて「裏切り者」などと叫び、抗議活動を展開した。
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2023-03-23 TNL JP 編集部
2024総統選をにらみ「米国カード」と「中国カード」で応酬する台湾の与野党
2024年1月の総統選まで10カ月足らずとなり、台湾の与野党の駆け引きが活発化してきた。与党・民主進歩党が「米国カード」を切れば、最大野党・中国国民党が「中国カード」で応戦するなど、米中対立の激化に伴ってヒートアップしている。
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2023-03-06 TNL JP 編集部
対台湾武器売却でエスカレートする米中対立
米政府はこのほど台湾に対して6億1900万ドル(約840億円)もの武器売却を承認し、議会に通知した。中国の軍備が増強されるなか、台湾軍の防衛能力を高める狙いだ。同時に来年1月には総統選をひかえ、かつ「米国は最終的に台湾を見捨てるのではないか」という米国への不信感にもとづく「疑米論」が浮上する台湾社会に対し、「台湾海峡の平和と安定」を重視する米国を強く印象付けたい意図も垣間見られる。
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2023-02-15 山本一郎
月イチ連載「山本一郎の#台湾の件」第11回:台湾と日本を巻き込む「半導体戦争」にみるトゥキュディデスの罠
先月末、米軍空軍大将が内部メモで、2025年までに中国が台湾に侵攻し、米中戦争が起こりうると警告したことが報じられました。歴史の中で何度も繰り返されてきた覇権国家と新興国家による競り合いが行き着く場所はどこなのかーー山本一郎さんの月イチ連載です。
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2022-11-07 TNL JP 編集部
中国人工作員が米国の中間選挙で世論誘導 25万件超の情報操作狙ったツイートを特定
続投が決まった中国の習近平国家主席にとって、直近の課題は米国で行われる8日投票の中間選挙にどう影響を与えるかだ。米国の有権者に不満の種をまくという中国の工作活動は、独裁国家体制を「人類の新たな選択」として推し進める習氏の目的の一環だ。米政治専門誌「フォーリン・ポリシー」は、民主主義の根底を成す選挙という重要なプロセスへの中国による干渉の脅威に対応するため、米国や西側諸国は早急に対応する必要があると訴える。