頼清徳
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2023-09-29 近藤伸二 (KONDO Shinji)
頼清徳氏優勢も各党スキャンダルの影響未知数 台湾・総統選まで3カ月余【近藤伸二の一筆入魂】
2024年1月13日投開票の台湾・総統選まであと3カ月余り。有力3候補がしのぎを削る中、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手・鴻海精密工業創業者の郭台銘氏が無所属での出馬を表明したことで、選挙情勢は複雑さを増してきた。世論調査では与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が頭一つ抜けるが、ここへ来て各党でスキャンダルが発覚し、各陣営は防戦に追われている。郭氏は最大野党・中国国民党(国民党)の侯友宜・新北市長と第三勢力・台湾民衆党(民衆党)の柯文哲・前台北市長に野党勢力の結集を呼びかけており、実現の可否が最大の焦点となっている。
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2023-09-09 中央社フォーカス台湾
台湾・総統選 頼副総統が国政ビジョン発表 「スマートテクノロジー」推進へ
与党・民進党の党主席(党首)で2024年1月に行われる総統選に同党公認候補として出馬する予定の頼清徳(らいせいとく)副総統は6日、当選した際の国政ビジョンを発表し、スマートテクノロジー推進や社会的投資型国家の構築、イノベーション投資の強化を目指す考えを示した。
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2023-09-06 TNL JP 編集部
台湾2024総統選 野党陣営一本化は可能か 鴻海創業者・郭氏出馬の波紋
来年1月13日投開票される台湾・総統選。電機大手シャープを傘下に従え、米アップルのスマホiPhone(アイフォーン)の組み立て・生産などで知られる台湾の電子機器受託製造大手・鴻海(ホンハイ)精密工業創業者で元会長の郭台銘氏(72)が8月28日、無所属での立候補を表明した。4人による混戦なら与党有利となるため、野党候補の再調整が実現するかどうかが注目されている。
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2023-08-31 小笠原 欣幸 (OGASAWARA Yoshiyuki)
台湾2024総統選のカギは「棄保」その方程式と3つの可能性とは【小笠原欣幸の視線】
来年1月13日投開票の台湾・総統選に、与党・民主進歩党(民進党)からは同党主席で副総統の頼清徳氏(63)、最大野党・中国国民党(国民党)からは新北市長の侯友宜氏(66)、第三勢力・台湾民衆党(民衆党)からは同党主席で前台北市長の柯文哲氏(64)が名乗りをあげていたが、新たに鴻海(ホンハイ)精密工業創業者で前会長の郭台銘氏(72)が無所属での出馬を表明した。乱立なら票の分散で与党有利となるため今後の野党陣営の調整などが注目されるが先行き不透明だ。台湾の政治・選挙に関する権威、小笠原欣幸氏は、「3人の争いに集約されるなら、棄保(きほ)というキーワードが鍵をにぎる」と指摘する。
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2023-08-22 TNL JP 編集部
台湾・総統候補の外遊相次ぐ夏 米国に加え日本を重視する背景とは
2024年1月に迫った台湾の総統選は、与党・民主進歩党の頼清徳副総統、最大野党・中国国民党の侯友宜新北市長、第三勢力・台湾民衆党の柯文哲前台北市長の3人による激しい前哨戦が展開されており、夏の外遊は外交姿勢や手腕のアピールのしどころだ。頼氏の訪米、侯氏と柯氏の訪日から垣間見える総統選への外遊の影響を探ってみた。
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2023-08-17 中央社フォーカス台湾
頼副総統、中国の威嚇は「利益にならない」=パラグアイで記者団と懇談会/台湾
南米パラグアイを訪問中の頼清徳副総統は15日、外国訪問での米国立ち寄りは以前から行われてきたものだと言及した上で、「中国は立ち寄りを文攻武嚇の口実にする必要はない」とし、中国自身の利益にもならないと訴えた。
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2023-08-15 樫山幸夫 (KASHIYAMA Yukio)
日本の対台湾政策変更うかがわせる麻生氏の「戦う覚悟」発言に戸惑いも【樫山幸夫の一刀両断】
「戦う覚悟」という自民党の麻生副総裁の発言が物議をかもしている。中国を念頭に置いた台湾での講演、真意は不明だが、「政府内部を含め、調整した」(鈴木馨祐政調副会長)との説明が事実なら、これまでの政府方針からの変更につながる。ウクライナ問題に忙殺される米国に代わって、アジア太平洋での中国抑止の主役を担おうという構想も垣間見られる。台湾側世論の一部には戸惑いもみられ、この麻生発言が空回りに終わる可能性もある。
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2023-08-13 TNL JP 編集部
国会議員「訪台ラッシュ」の背景に「国民感情」配慮もチラリ 「安全保障」「半導体」の向こう側
コロナ禍3年余の停滞を取り戻すかのように国会議員らの夏の外遊が相次いでいる。中でも今年は台湾を訪問するケースが突出して目立つ。ロシアのウクライナ侵攻に加え、覇権主義的姿勢を強める中国など日本を取り巻く安全保障環境が、経済も含めて急激に変化したことを印象付けているが、同時に「安近短外遊」は諸物価高騰や円安で海外旅行が縁遠くなった国民感情を意識している面もあるようだ。
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2023-08-05 小笠原 欣幸 (OGASAWARA Yoshiyuki)
総統選まで5カ月 勝敗左右する台湾夏の陣徹底分析【小笠原欣幸の視線】
来年1月13日に投開票が予定されている台湾の総統選。いよいよ残り半年を切り、各陣営の動きも熱を帯びてきた。過去の総統選からは勝敗の大勢が夏に決したケースが少なくないことが読み取れる。最大野党の中国国民党は7月23日に党大会を開催し侯友宜氏を正式に公認候補として承認した。台湾の政治、選挙分析等に定評のある筆者が、与党・民主進歩党の頼清徳候補、第3勢力・台湾民衆党の柯文哲候補、そして侯友宜候補による3陣営入り乱れての「夏の陣」に注目した。
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2023-08-02 中央社フォーカス台湾
頼副総統、米NYとサンフランシスコ立ち寄り 12日出発、南米へ/台湾
台湾の頼清徳副総統は12日、南米パラグアイへ向けて出発する。往路で米ニューヨーク、復路でサンフランシスコに立ち寄り、18日に帰国する予定です。