李克強
-
2023-11-14 大熊雄一郎(OKUMA Yuichiro)
中国「最弱総理」李克強氏の死で垣間見えた「却って高まる存在感」の皮肉【大熊雄一郎の眼力】
中国で急逝した李克強前首相を追悼し、その功績を再評価する動きが出ている。改革派だった李氏を懐かしむ背景には、毛沢東時代に回帰するかのように改革を後退させ、景気低迷をもたらした現政権への不満もある。李氏は現役時代、習近平国家主席の「1強」体制の確立によって権限を奪われ、「史上最弱の総理」ともやゆされた。皮肉にも死去によって存在感を高めており、習指導部は追悼文の公開や集会を制限するなどして反政府行動につながらないよう神経をとがらせている。
-
2022-12-15 吉村剛史(YOSHIMURA.Takeshi)
【巨漢編集長のどすこい日記】① 「白紙革命」とクマのプーさん
The News Lens Japan編集長・吉村剛史が台湾海峡情勢や国際政治、その他最近の気になる話題について語る不定期連載コラム第1回。
-
2022-10-24 TNL JP 編集部
3期目続投決定した習氏の独裁体制が確立 胡錦涛前主席、李首相ら反対派を完全排除
5年に1度の中国共産党大会が22日に閉幕し、習近平国家主席の異例となる3期続投が決定。少なくとも今後5年間の習氏による独裁体制を確立した。閉会式では習氏の続投に反対したとされる前国家主席の胡錦涛氏が議場から退場させられ、李克強首相らも最高指導部から排除されるなど、同指導部は全て習氏の側近で固められた。