習近平
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2023-07-03 TNL JP 編集部
中国、強化した改正「反スパイ法」を施行 外国企業のリスク拡大で「脱中国」加速か
中国でスパイ行為の取り締まりを強化する改正「反スパイ法」が1日に施行され、米情報機関は、中国で活動する米国など外国の企業や個人にとって拘束などのリスクが高まると強い懸念を表明した。スパイ行為の定義があいまいで「従来の事業活動が罰せられる可能性がある」としている。
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2023-06-28 大熊雄一郎(OKUMA Yuichiro)
ポスト「天安門世代」の覚醒―習近平時代から脱出する若者たち―【大熊雄一郎の眼力】
1989年に中国の民主化を求めた人々らが武力弾圧された天安門事件から34年を迎えた6月4日、JR新宿駅南口(東京都新宿区)では犠牲者を追悼するイベントが開かれた。日本での集会はこれまで、事件当時の関係者が主導してきたが、今年は事件より後に生まれた中国人の若者が主催した。中国では天安門事件について語り継ぐことは許されず、その記憶は風化が進む。だが習近平指導部の強権的な統治に反発する若者たちの間で、30年余り前に政治改革を求め立ち上がった当時の学生たちへの共感が広がり始めている。
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2023-05-02 TNL JP 編集部
中国が自国の経済情報〝ブラックボックス化〟 在留外国企業へ圧力を強化し、家宅捜索も
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは1日、中国が公式統計年鑑などに対する海外からのアクセスを制限、もしくは全面的に遮断することで、自国経済に関する情報を〝ブラックボックス化〟したことに、外国の企業や投資家らは警戒感を示していると報じた。
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2023-04-25 広橋賢蔵(HIROHASHI Kenzo)
「プーさん?」「いえオリジナルキャラ!」人気爆発ワッペン発案者が創作の舞台裏を激白
台湾の戦闘機パイロットが着用し、ユニークな図柄が世界中で話題となった一枚のワッペン。タイワンツキノワグマ(台湾黒熊)が、中国の習近平国家主席似と揶揄されるディズニー版「くまのプーさん」にパンチをお見舞いしているデザインだと誰もが思っていたが、発案者であるミリタリーグッズ店経営の男性によると、「私が創作したオリジナルキャラ」だという。あっという間に売り切れて、再入荷時期も未定という人気爆発「クマのシーさん」ワッペン誕生の舞台裏について直撃インタビューしてみた。
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2023-04-17 TNL JP 編集部
台湾巡るマクロン発言で仏閣僚火消しに懸命 国内では年金改革強行で大統領支持率急落
フランスのマクロン大統領が中国訪問後、メディアとのインタビューで台湾について、「米中対立に欧州が巻き込まれるのは罠(にかかるようなもの)だ」などと発言し、西側各国から猛批判を招いた問題で、仏政府はいまだ火消しに懸命だ。先進7か国(G7)外相会合で来日しているコロナ仏外相は、「中国には責任ある大国にふさわしい振る舞いを期待する」とし、マクロン発言を補足した。
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2023-04-12 TNL JP 編集部
「我々の危機ではない」マクロン仏大統領の発言で足並みの乱れ露呈した西側陣営
台湾情勢に関し、「米中いずれにも追随すべきでない」と説いたフランスのマクロン大統領の発言に、欧米各国が強く反発している。台湾の蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と会談したことへの対抗措置として、中国が台湾周辺で軍事演習を行っている最中だっただけに、フランス国内でも批判の声が上がった。西側陣営の足並みの乱れを露呈した形のマクロン発言は、5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)にも影響を与えそうだ。
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2023-04-11 大熊雄一郎(OKUMA Yuichiro)
【大熊雄一郎の眼力】やがて魯迅は消される?高失業率背景に寺院にすがる中国都市部の若者ら
コロナ禍で深手を負った中国経済。都市部の若者の失業率は18%の高水準に達し、雇用の受け皿も乏しい。1千万人超という大卒者の間では、「卒業即失業」と自嘲気味にささやかれているほどで、競争に疲れたのか、若者らの寺院参拝が大流行だ。SNS上では文豪、魯迅の小説に登場する人物の零落ぶりにわが身を重ねるケースも目立ち、習近平指導部はこうした風潮を強く警戒。魯迅の作品は教科書から徐々に減らされている、とも。
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2023-04-08 中央社フォーカス台湾
台湾海峡の安定「とても重要」 習近平氏と会談の欧州委員長 外交部が感謝表明
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は6日、中国・北京で同国の習近平国家主席と会談した。
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2023-03-23 TNL JP 編集部
中露首脳会談で両国は対米で〝呉越同舟〟 CNN「新国際秩序構築のために互いを利用」
今週、ロシアを訪問した中国の習近平国家主席と、招待したプーチン露大統領のそれぞれの狙いはなんだったのか。両首脳は今回の会談で、北大西洋条約機構(NATO)や米主導のインド太平洋戦略などで中ロ包囲網が強化されることに反発し、米欧に対抗する姿勢を鮮明にした。米CNNは22日、両国の連携には懐疑的だとしながらも、互いを利用しながら、米欧主導ではない新たな世界秩序の構築を目指していると解説した。
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2023-03-10 TNL JP 編集部
4月に蔡総統が訪米し、下院議長と会談か 中国は台米当局者の往来「断固反対する」
中国外務省の毛寧副報道局長は8日の記者会見で、蔡英文総統が4月に訪米し、マッカーシー米下院議長と会談する方向で調整しているとの報道に、「深刻な懸念」を表明。秦剛外相もその前日の記者会見で、台湾問題は米中関係にとって「越えてはならないレッドライン」と強調しており、毛氏は米国と台湾の当局者の往来に「断固として反対する」と語気を強めた。