ベラルーシ
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2023-07-24 TNL JP 編集部
ウクライナ軍、クリミアの露軍弾薬庫など破壊 東部ドンバスでは両軍がクラスター弾の応酬
ウクライナ軍の東部や南部への反転攻勢が活発化している。ロシアが2014年に一方的に併合した南部のクリミア半島では22日、ドローン(無人機)を使った攻撃でロシア軍の弾薬庫や石油施設を破壊した。東部ドンバス地方では、両軍のクラスター弾による攻撃の応酬が続いている。一方、露軍による、ウクライナの穀物輸出拠点である南部オデーサへのミサイル攻撃が続いた。
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2023-07-04 TNL JP 編集部
プリゴジン氏が1週間ぶりに音声メッセージ 「将来、前線での勝利」、今後も関与を示唆
ロシアの独立系メディアは3日、武装反乱を起こし、ベラルーシに〝亡命〟した露民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が約1週間ぶりに音声メッセージを公表したと伝えた。その中でプリゴジン氏は、今後もウクライナ侵攻に関わることを示唆する一方、サンクトペテルブルクのワグネル本部は2日、戦闘員の募集活動を1か月間停止すると発表。ウクライナでの軍事作戦への一時的不参加と、ベラルーシへの移動のためと説明した。
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2023-06-26 TNL JP 編集部
プリゴジン氏、モスクワ進軍のワグネル撤退 ベラルーシ亡命でプーチン氏が〝手打ち〟
ロシアで武装反乱を起こした露民間軍事会社ワグネル・グループの創設者プリゴジン氏は24日、首都モスクワへの進軍停止を表明したことで、懸念されたワグネル部隊とロシア軍がモスクワで衝突する事態が回避された。これによりプリゴジン氏について、武装反乱を呼びかけた容疑での捜査が取り下げられ、ベラルーシに出国することをロシア政府が明らかにした。
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2023-05-08 SWI swissinfo.ch 日本語版
「ロシアではテレビが冷蔵庫に勝っている」 ベラルーシ人作家フィリペンコ氏
旧ソ連ベラルーシの作家サーシャ・フィリペンコ氏はロシア語で執筆活動を続けてきた。事実上の亡命先スイスで、ウクライナ戦争をめぐり欧州諸国の抱える矛盾を厳しく指摘した。
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2023-03-31 TNL JP 編集部
24年パリ五輪にIOCがロシア復帰を推進欧米は反発、侵攻止めるまで参加禁止を要求
国際オリンピック委員会(IOC)は今週、ロシアとその同盟国ベラルーシの選手の国際大会復帰に向けた諸条件を各国際競技連盟に勧告した。両国の選手が国際舞台に再び参加できるよう推進するIOCの対応に、各国からは反発が相次いでいる。ロイター通信によると、ウクライナの隣国、ポーランドのバブジク副外相は「IOCにとって恥ずべき日だ」と断じた。
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2023-03-28 TNL JP 編集部
プーチン氏、ベラルーシに核兵器配備を宣言 EU「安全保障に脅威」、米研究機関「情報戦」
ロシアのプーチン大統領は25日、同盟国ベラルーシへの戦術核兵器配備を決め、保管施設が7月1日に完成すると国営テレビで明らかにした。欧州連合(EU)は「欧州の安全保障に対する脅威になる」とし、追加制裁で対応する構えを示した。ただ、ロシアの動きについて米シンクタンクは、ウクライナの士気をくじき、米欧の軍事支援をやめさせようとする「情報戦」の一環だと分析した。
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2023-01-20 TNL JP 編集部
露民間軍事会社ワグネルの元指揮官が亡命 ベラルーシはロシアの参戦圧力で苦肉の策
ウクライナ侵攻の失敗で、じり貧のプーチン露大統領にとって、〝頼みの綱〟でもあるロシアの民間軍事会社「ワグネル・グループ」の元指揮官がノルウェーに逃亡し、亡命申請していることが分かった。一方、プーチン氏からの参戦圧力が高まるベラルーシのルカシェンコ大統領は、苦肉の策として〝ベラルーシ版ワグネル〟の投入準備を急いでいるという。
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2022-12-05 TNL JP 編集部
ベラルーシがついにウクライナ侵攻に参戦か プーチン氏に追い詰められたルカシェンコ氏
ロシアのプーチン大統領の〝忠犬〟と揶揄(やゆ)されるベラルーシのルカシェンコ大統領。これまでウクライナへの派兵を避けてきたが、ここにきて露・ベ両国の兵力が「1つの軍」として機能するよう参戦準備を始めたことを明らかにした。側近だった外相が先日、突然死したことも重なり、ルカシェンコ氏はプーチン氏の派兵要請を拒否し続けると、暗殺されるのではないかと疑心暗鬼に陥っていると英米メディアが報じている。
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2022-10-18 TNL JP 編集部
露同盟国ベラルーシがウクライナ戦争参戦か 〝援軍〟ならぬ〝お荷物〟になる可能性も
過去8か月間、ウクライナ侵攻に直接関与することを避けてきたロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ロシア軍の兵力不足を補うため、両国の合同部隊を編成することを表明。「ベラルーシ参戦の隠れみのではないか」という観測も浮上する中、米軍事専門家はベラルーシ軍が〝援軍〟というより〝お荷物〟になる可能性が高いと指摘している。