台湾問題
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2023-08-24 TNL JP 編集部
「米が中国の侵攻から台湾守るのは28年まで」 米大統領選で共和党から出馬のラマスワミ氏
「米国が中国の侵攻から台湾を守るのは2028年までだ」と発言して、波紋を広げているのは、2024年の米大統領選で共和党候補指名を争う実業家ビベック・ラマスワミ氏(38)。その発言の意図とは、そしてラマスワミ氏とは一体どういう人物なのか。
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2023-07-13 TNL JP 編集部
NATO首脳会議、中国の覇権主義に強い懸念 事務総長「今日のウクライナは明日のアジア」
11日から2日間の日程でリトアニアの首都ビリニュスで行われた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に、日本の岸田首相らアジア太平洋4か国の首脳も出席した。同会議は共同声明を発表し、「中国の野心と威圧的政策は、NATOの利益や安全、価値観への挑戦」と明記。今回の同首脳会議は、主要な安全保障問題がウクライナだけではないことを示した。
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2023-07-10 吉村剛史(YOSHIMURA.Takeshi)
沖縄で綱引き?中国が県知事訪中を歓迎、台湾は立法院長が与那国訪問も首里城復元用木材寄贈式を中止
沖縄県の玉城デニー知事が7月3日から7日まで中国を訪問し、李強首相と会談するなど厚遇を受けるなかで中国との交流促進姿勢をアピールした。一方、台湾の游錫堃(ゆう・しゃくこん)立法院長(国会議長に相当)は4日、台湾から船で沖縄県・与那国島を訪問し、今後の客船の定期航路開設や観光振興などに言及。また5日には台湾北東部の宜蘭県で、台湾から沖縄県に無償提供する首里城復元用のベニヒノキの寄贈式が予定されていたが、台湾側が突然式典を中止するなど、沖縄を舞台に中台両岸や中国と日米、中央と沖縄県の綱引きが垣間見える。
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2023-07-04 TNL Taiwan編集部
バイデン大統領が習国家主席を「独裁者」と表現 ブリンケン国務長官訪中で埋まらぬ米中間の溝
バイデン米大統領は6月20日、カリフォルニア州で開かれた募金イベントに出席した際の演説で、今年2月に米国に飛来した中国の偵察用気球と見られるものを米軍が撃墜した際に、習近平中国国家主席は気球がそこにあることを知らなかったので激しく動揺したとの認識を示し「独裁者にとって、何が起きたかわからないというのは非常に大きな恥だろう」と指摘した。
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2023-06-30 TNL Taiwan編集部
「2023年欧州価値サミット」チェコ共和国大統領が台湾問題で団結を呼びかけ
台湾の呉釗燮外交部長(=外務大臣)は6月14日、チェコ共和国のシンクタンク「欧州価値安全保障政策センター(EVC)」がプラハで開催した「2023年欧州価値サミット」に出席し、ペトル・パヴェル大統領に続いて講演を行った。チェコ共和国大統領と台湾外相が初めて共通認識を示したことになり、ロイター通信は「外交的突破口」だと報じている。
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2023-05-31 山本一郎
月イチ連載「山本一郎の#台湾の件」第14回:G7広島サミット大成功で台湾を巡る状況の変化とこれからの日台中の行く末について
5月21日に閉幕したG7広島サミット(先進7カ国首脳会議)。最終日にはウクライナのゼレンスキー大統領が討議に参加するなどウクライナとの連帯を世界に示した一方、台湾海峡の平和と安定については「国際社会の安定と繁栄に不可欠」と言及され、その重要性が格上げされたことがうかがえました。今回のサミットで台湾を巡る状況はどのように変化していくのか。山本一郎さんの月イチ連載です。
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2023-05-22 TNL JP 編集部
台湾海峡触れたG7声明に「内政干渉」と反発 中国が主要先進7か国を「大嫌いな理由」とは
21日閉幕した主要先進7か国(G7)広島サミットは、前日に首脳声明を発表。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を強化すると明記した上で、台湾海峡についても懸念を表明。平和と安定の重要性を改めて確認し、問題の平和的な解決を促すとした。その中国について米FOXは、「中国はG7が大嫌い」との見出しで、根拠となる「4つの理由」を挙げた。
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2023-04-27 山本一郎
月イチ連載「山本一郎の#台湾の件」第13回:足並みが揃わない西側諸国と対照的に堂々と「浸透」を進めている中国
仏マクロン大統領の台湾をめぐる発言は、台湾、そしてウクライナ政策で西側陣営の足並みが揃っていないころを露呈しました。一方、中国は対台湾政策の分断を図ることも視野に入れてか、秘密警察など“中国的”な活動を国外で進めていることが明らかに。こうした問題をどう考えばいいのか。山本一郎さんの月イチ連載です。
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2023-04-24 TNL JP 編集部
駐仏中国大使、ウクライナの主権に疑義発言 旧ソ連から独立したバルト3国など東欧反発
中国の盧沙野・駐フランス大使が、「主権国としての地位を具体的に示す国際合意は存在しない」などと旧ソ連から独立したウクライナなどの国家主権に疑問を呈する発言を行い、東欧諸国が一斉に反発。同大使はまた、台湾についても「台湾の運命を決めるのは中国人」「平和的統一が実現できなければ、他の手段も取りうる」などと主張した。
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2023-04-12 TNL JP 編集部
「我々の危機ではない」マクロン仏大統領の発言で足並みの乱れ露呈した西側陣営
台湾情勢に関し、「米中いずれにも追随すべきでない」と説いたフランスのマクロン大統領の発言に、欧米各国が強く反発している。台湾の蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と会談したことへの対抗措置として、中国が台湾周辺で軍事演習を行っている最中だっただけに、フランス国内でも批判の声が上がった。西側陣営の足並みの乱れを露呈した形のマクロン発言は、5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)にも影響を与えそうだ。