海底ケーブル
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2023-09-04 門間理良 (MOMMA Rira)
「台湾有事」の主戦場は宇宙と海底か 通信インフラこそ軍事の最重要分野【門間理良の寸鉄】
「台湾有事」における通信インフラ確保の重要性が浮上している。一つは通信衛星を利用したもの、もう一つが海底ケーブルである。後者に関しては今年2月、離島・馬祖列島で台湾本島に通じる通信用海底ケーブル2本が1週間のうちに相次いで切断。1カ月以上通信障害が続く事例が発生した。沖縄近海の光ファイバー海底ケーブルから中国製盗聴装置が発見されていたと在沖縄米軍向け雑誌が指摘していた問題も、本誌6月17日報道を機に日本国内でも広く知られ、情報・通信設備保全の重要性が一気に注目を浴びた。防衛研究所中国研究室長や地域研究部長を歴任した門間理良氏が東アジア安全保障の最前線を総括する。
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2023-08-30 小原凡司 (OHARA Bonji)
戦いの中心は情報・通信 浮上する海底ケーブルの重要性と脆弱性-ネットワーク・セントリック・ウォーフェア【小原凡司の一斉回頭】
沖縄近海の光ファイバー海底ケーブルから中国製盗聴装置が発見されていたと在沖縄米軍向け雑誌が指摘していた問題は、本誌6月17日の報道を機に日本国内でも広く知られ、通信設備におけるセキュリティ対策の重要性が一気に注目を浴びた。実際に台湾の離島・馬祖島では、今年2月、台湾本島に通じる通信用海底ケーブル2本が1週間のうちに相次いで切断。1カ月以上通信障害が続く事例も発生した。安全保障において「ネットワーク中心の戦い」(ネットワーク・セントリック・ウォーフェア=NCW)が脚光を浴びるいま、日米安保や現代中国政治、外交・安全保障に詳しい筆者が、情報通信網の重要性をはじめ、日本をとりまく東アジアの安全保障を総括した。
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2023-06-15 TNL Taiwan編集部
『フォーリン・ポリシー』:米中覇権争い・海底ケーブルが新たな「鉄のカーテン」に
世界的なデジタル化の進行により、将来より多くの海底ケーブル開発が必要となるが、新たな海底ケーブル計画は停滞している。海底ケーブル開発の停滞は経済的損失につながり、企業は政治的に不安定な水域での海底ケーブル計画を躊躇するであろうとブロー氏は指摘する。
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2023-02-18 中央社フォーカス台湾
台湾―馬祖間の海底ケーブル2本が断線 通信監督機関「中国船が原因」
台湾本島と離島・馬祖をつなぐ海底ケーブル2本が、今月初旬に相次いで断線していたことが分かった。通信事業を監督する国家通信伝播委員会(NCC)は17日、2本のケーブルはいずれも中国の船舶によって損傷したとの暫定的見解を明らかにした。
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2022-09-16 TNL JP 編集部
中国が有事で狙うのは台湾の海底ケーブル ライフライン切断で米国経済の混乱は必至
米国企業は今、さまざまな理由から中国と台湾との関係を慎重に見極めているという。有事の際に米国経済が最も深刻な影響を受けるのは、台湾でインターネット接続が失われることだと米専門家は指摘する。その問題点とは。
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