中華民国
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2023-09-21 平井 敏晴 (HIRAI Toshiharu)
対台湾関係に揺れる韓国 現地有力紙が「断交」の過去に反省の視点
中国が覇権主義的姿勢を強めるなか、東アジアが揺れている。韓国では尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が米韓同盟や日本との連携強化重視に舵を切るなか、有力紙「中央日報」は1992年の韓中国交樹立に伴う台湾との断交について「台湾の人々が傷ついた」と題する論説文を掲載し、当時の韓国の外交姿勢を「反省」する視点を示すなど、言論面でもその揺らぎを象徴する動向が浮き彫りになっている。
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2023-09-06 中央社フォーカス台湾
蔡総統、エスワティニ訪問に出発 就任後2度目 関係深化へ/台湾
蔡英文(さいえいぶん)総統は5日午前、中華民国(台湾)と外交関係を有するアフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)を訪問するため、専用機で桃園国際空港を出発した。搭乗前に談話を発表し、今回の訪問を通じ、両国間の持続可能な協力を促進し続けていく考えを示した。
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2023-08-31 TNL JP 編集部
英国議会、公文書に「台湾は独立国」と明記 中国副主席「互いの核心的利益に配慮せよ」
英議会は初めて公式文書で台湾を「独立国家」と明記したことが30日分かった。そのタイミングで同日から中国を訪問している英国のクレバリー外相は、北京で中国の韓正(かん・せい)国家副主席と会談。韓氏は「互いの核心的利益や重大な懸念について配慮しなければならない」とし、英議会が〝政治的タブー〟を破ったことに暗に触れ、英政府にくぎを刺した。
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2023-08-25 中央社フォーカス台湾
台湾、来年度予算案を閣議決定 防衛費は約2兆8千億円 過去最高
台湾の行政院院会、2024年度の中央政府予算案を決定した。防衛費は総額6068億台湾元(約2兆7800億円)となり、過去最高を更新した。
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2023-08-16 中央社フォーカス台湾
台湾は「兄弟」 パラグアイ新大統領 頼副総統は米内務長官と接触
南米のパラグアイの首都アスンシオンで、15日にサンティアゴ・ペニャ大統領の就任式が行われました。ペニャ大統領は就任演説で、中華民国(台湾)との協力関係を強化する意欲を示した。
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2023-08-12 中央社フォーカス台湾
中国が中南米のメディア取り込みか 外交部「偽情報には即時説明」/台湾
中国が中南米メディアの取り込みを図り、台湾に対するネガティブキャンペーンを行おうとしていることが、国家の安全保障に詳しい消息筋の話で分かった。
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2023-08-02 中央社フォーカス台湾
頼副総統、米NYとサンフランシスコ立ち寄り 12日出発、南米へ/台湾
台湾の頼清徳副総統は12日、南米パラグアイへ向けて出発する。往路で米ニューヨーク、復路でサンフランシスコに立ち寄り、18日に帰国する予定です。
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2023-05-18 近藤伸二 (KONDO Shinji)
国民党は侯氏を公認 台湾・総統選主要3候補が出そろい、野党連携の成否も焦点【近藤伸二の一筆入魂】
2024年1月に実施される台湾・総統選の主要3候補が出そろった。4月に頼清徳副総統出馬を決定ずみの与党・民主進歩党(民進党)に続いて、最大野党・中国国民党(国民党)は5月17日、侯友宜・新北市長を公認候補に指名。第三勢力の台湾民衆党(民衆党)も同日、柯文哲・前台北市長を正式に公認候補に選んだ。これで三つどもえの選挙戦が本格化するが、国民党内には民衆党との連携を模索する動きもあり、野党協力が実現するかどうかも焦点となっている。
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2023-05-17 keiko在台灣
野外で楽しむ台湾グルメ!台湾気分を存分に味わえる台湾祭に行ってきた!
現在、東京・押上の東京スカイツリータウンで「台湾祭 in 東京スカイツリータウン®2023」が開催されています(28日まで)。グルメを中心に、日本にいながらリアルな台湾を体感できる恒例のイベント。今年は開催期間を前半・後半に分けて、4月15日から5月7日までは台湾北部の夜市料理、5月10日から28日までは南部の夜市料理が提供され、会場内のランタンの演出もエリアに合わせた演出が凝らされているといいます。台湾気分を味わいたい方、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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2023-05-16 内海彰(UTSUMI Akira)
【内海彰のふぉるもさ言葉考】② 「台湾華語」とは「台湾の共通中国語」?「台湾語」を「閩南語」と認めたくない?
オランダ、清国、大日本帝国…そして中華民国、統治者が次々に入れ替わってきた台湾の言語事情はまことに複雑だ。現在、「共通中国語」(マンダリンチャイニーズ)が多くの場面で使用されるが、「福建語」の流れにある「台湾語」を話す人々も多く、「客家(ハッカ)語」や原住民の各部族語なども存在する。1949年に蒋介石が「中華民国」ごと台湾に逃れてきたため、広大な中国大陸の各地の言語も流入しており、日本語の痕跡も少なからず残っている。台湾在住26年の筆者が前回に引き続き、台湾における各言語の区別表現を考察する。