外交関係
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2023-09-21 平井 敏晴 (HIRAI Toshiharu)
対台湾関係に揺れる韓国 現地有力紙が「断交」の過去に反省の視点
中国が覇権主義的姿勢を強めるなか、東アジアが揺れている。韓国では尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が米韓同盟や日本との連携強化重視に舵を切るなか、有力紙「中央日報」は1992年の韓中国交樹立に伴う台湾との断交について「台湾の人々が傷ついた」と題する論説文を掲載し、当時の韓国の外交姿勢を「反省」する視点を示すなど、言論面でもその揺らぎを象徴する動向が浮き彫りになっている。
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2023-07-05 TNL Taiwan編集部
台湾の駐フィジー代表機関が再度改称「中華民国」から「台北」へ 駐フィジー中国大使「中国とフィジー関係における大きな政治的障害が取り除かれた」
台湾外交部は6月21日、フィジー政府が中国の圧力を受け、駐フィジー代表機関の名称を再び「駐フィジー台北商務弁事処」に改めたと発表した。中国がまたも台湾の主権的地位を脅かしたとことを批判し、国際社会は公正な判断下すだろうと述べた。
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2023-06-06 中央社フォーカス台湾
柯文哲氏が訪日「日本の知見深めたい」 総統選の野党・民衆党候補/台湾
柯文哲氏は、台湾の第2野党・民衆党の公認候補として、日本を訪問するために桃園空港を出発した。来年1月に実施される総統選に向けて、柯氏は日本での滞在期間中に、国会や行政機関、シンクタンクなどを訪問し、日本側に台湾についてもより知ってもらうことを目的としている。柯氏は、日本が台湾のアジアにおける最も重要な盟友であると強調し、日本側の考えを知ることが大切であると語った。
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2023-03-27 近藤伸二 (KONDO Shinji)
中国の「外交孤立化」策に追い込まれる台湾、2024年総統選の行方にも影響【近藤伸二の一筆入魂】
中米ホンジュラスは3月26日、台湾と断交し、中国と正式な外交関係を結んだ。蔡英文政権下の台湾と断交したのは9カ国目。これで台湾が外交関係を持つ国は13カ国に減少し、29日からの蔡英文総統の中米2カ国訪問に水をさされた形となった。2024年1月に迫った台湾・総統選を前に、中国は台湾の「外交孤立化」策を進める構えで、対抗する米国と合わせた両国の動向が、総統選の結果を左右する情勢となってきた。
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