気候変動
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2023-01-26 TNL JP 編集部
米・東海岸などでクジラの漂着死が急増 地球温暖化で活動範囲に変化が原因か
大阪で今月、河口に迷い込んだ体長約15メートルのマッコウクジラが死に、大きな話題になったが、米・東海岸でも漂着して死ぬクジラが相次ぎ、米メディアによると、昨年12月から1月中旬までの6週間で、その数は14頭にも上った。専門家は「この数年、漂着は増加傾向にあり懸念している」とし、温暖化による活動範囲の変化で人間との接触が増えた可能性を要因の一つに挙げた。
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2023-01-12 中央社フォーカス台湾
台湾、気候変動対応法を立法院で可決 2050年に温室効果ガスの排出実質ゼロへ
立法院院会(国会本会議)は10日、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標を明記した気候変動対応法案を可決した。炭素費の徴収を新たに定め、指定の削減目標を達成可能な徴収対象に対しては徴収率を優遇する内容も盛り込まれた。
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2022-12-21 TNL JP 編集部
「COP15」で採択、生態系保全の新目標 画期的な枠組みで知るべき5つのポイント
世界各国はCOP15で地球の生物多様性を守るため、歴史的合意に達した。カナダ・モントリオールで開かれていた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)は19日、生物多様性の損失を食い止めるため、2030年までの達成を目指す画期的な新国際ルール「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」を採択したのだ。そんなCOP15を理解するための5つのポイントを英BBCがまとめた。
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2022-11-21 TNL JP 編集部
世界人口が80億人に 11年で10億人増 「嘆く必要なく、歓迎すべき」との研究者も
世界の人口が80億人に達した。地球の資源が枯渇することを危惧する専門家にとって、この大きな節目は、起こりうる災難の前兆だと見る。だが、米政治専門紙ザ・ヒルは、地球にとって「人口増加は大歓迎」だとする人口問題研究者の見解を紹介した。その根拠とは―。
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2022-11-14 TNL JP 編集部
COP27で資金支援など交渉本格化へ 先進国と途上国の対立の構図あらわに
2030年までに温室効果ガス削減を加速させる計画の策定を目指して、今月6日から2週間の日程で、エジプト・シャルムエルシェイクで開かれている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)。気候変動の悪影響による被害への資金支援などをめぐり、先進国側と途上国側で激しい議論が続く中、14日から各国を代表する閣僚級の会合が始まり、交渉が本格化する。
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2022-10-28 TNL JP 編集部
雷に反応した植物が放出する微弱な電気が 空気の質を変え気候変動に関与する可能性
雷に植物が反応し、葉の先端から放電する極わずかな電力が、空気の質を大幅に変化させ、気候変動対策にもなる可能性を秘めていることが最近の研究で明らかになった。オーストラリアの科学サイト「サイエンスアラート」が先週、その画期的な研究結果を報告した。
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2022-10-10 (OvO) オーヴォ
気候変動・経済的不平等に関する大人の行動は不十分 全国の子どもたちにNGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンがアンケート調査
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、日本に住む15歳から18歳の子どもを対象に気候変動と経済的不平等に関するアンケート調査を行った。日本の子どもたちも約半数が気候変動・経済的不平等に関する大人の行動は不十分だと認識していることが分かった。
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2022-09-13 橋本行平
台風が来なくなった台湾―風も怖いし水不足も怖い―
最近3年間、台風の進路に異変が起きている。日本の台風シーズンは晩夏から秋にかけてだが、台湾では5月から9月くらいまで年平均3~4個の台風が上陸していた。しかし2020年以降一つも台湾に来ていない。これははたして台湾人にとっていいことと言えるのか?
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2022-09-08 TNL JP 編集部
地球の海面上昇もたらす南極の「終末氷河」 融解が予想以上に進行、近く大きな変化も
南極大陸のスウェイツ氷河は崩壊の危険性が高く、地球規模の海面上昇の脅威をもたらすことから「終末(ドゥームズデー)氷河」と呼ばれている。専門家らはこの氷河の融解が予想以上に進行し、今後数年でさらにペースが上がる可能性があると指摘。米CNNは、極端な海面上昇の懸念を増幅させていると伝えた。
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2022-09-02 TNL JP 編集部
干上がった湖底から歴史建造物が続々出現 紀元前5千年の「スペインのストーンヘンジ」も
気候変動により世界各地で災害が頻発する中、欧州でも深刻な干ばつにより河川や湖などで水位が急激に低下している。スペインでは干上がったダム湖で、紀元前5000年の巨石群や数百年前の教会、古代ローマ時代の要塞跡などが相次いで出現し、干ばつがもたらした想定外の観光ブームが起きている。