フィリピン
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2023-05-25 樫山幸夫 (KASHIYAMA Yukio)
「西側連合」VS「露中枢軸」新冷戦の構図示した広島サミット【樫山幸夫の一刀両断】
G7広島サミットは久々に大きな成果を残した。各国首脳そろっての原爆慰霊碑献花、ウクライナのゼレンスキー大統領電撃訪日などドラマも少なくなかった。首脳声明は、ロシアを強く非難しただけでなく、中国に対しても「東シナ海及び南シナ海における状況を懸念」とけん制。G7が対ロシア問題の延長線上に中国を見すえたかっこうで、「西側同盟対中露枢軸」という〝新冷戦〟の構図が鮮明になった。その最前線、極東で中国と対峙する日本はどうするのか。
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2023-05-17 TNL JP 編集部
「米国の同盟衝動と中国の冒険主義」が招く 米中戦争は比国をめぐり開戦か=米研究機関
米シンクタンク「クインシー研究所」は今週、フィリピンとの軍事同盟を深めようとする米国の衝動はリスクを伴い、中国の冒険主義と相まって、アジアの平和を脅かしているとするアナリシスを発表した。一方、フィリピンは中国の実効支配が進む南シナ海・南沙諸島の主権を明示するため、排他的経済水域(EEZ)に同国の国旗を付けた浮標(ブイ)を設置した。
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2023-04-14 TNL JP 編集部
米国、フィリピン両軍が過去最大の軍事演習 台湾海峡、南シナ海の有事に備え中国に対抗
フィリピン軍は首都マニラのアギナルド基地で今週、米軍との定期合同演習「バリカタン」の開始式典を開いた。今年は両軍の兵員約1万7600人が参加し、過去最大規模となる。南シナ海に進出する中国との緊張が高まる中、同盟を強化する狙いだ。演習はフィリピン周辺で28日まで行われ、26日には領海内で初の海上実弾演習を実施し、老朽艦を撃沈させる。
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2023-02-14 TNL JP 編集部
フィリピンの巡視船に中国船がレーザー照射 南沙諸島の比国が領有権主張する海域で
フィリピン沿岸警備隊は13日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のセカンド・トーマス礁にある同国の海軍拠点への補給を行っていた巡視船に対し、中国海警局の船が「軍事級のレーザー」を照射して妨害行為をしたとして非難した。中国による周辺国に対する同様の威嚇行動は過去にも報告されていた。
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2022-10-15 中央社フォーカス台湾
アジア太平洋地域の議員連合、台湾のWHO参加支持を可決=年次総会
アジア太平洋地域の国会議員でつくる国際組織「アジア・太平洋国会議員連合」(APPU)第51回総会は14日、世界保健機関(WHO)などの国際機関への台湾の参加を支持し、共同声明に盛り込むことを可決した。立法院(国会)が同日、報道資料で明らかにした。今回のAPPU理事会と総会は游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)、民進党の林静儀(りんせいぎ)氏、国民党の陳以信(ちんいしん)氏、時代力量の王婉諭(おうえんゆ)氏の4人の超党派の立法委員(国会議員)が参加した。
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2022-06-21 TNL JP 編集部
銃社会なのに乱射事件が起きないフィリピン 米誌が解明したその理由「hiya」文化とは
米国のようにフィリピンも銃社会だ。国民は約400万丁の銃を所有し、誰もが容易に銃を購入でき、うち数十万丁は不法所持とみられている。長年の貧困や不正、また今月末で退任するドゥテルテ大統領が強行した〝麻薬戦争〟は社会に深い傷跡を残した。それでも、米国のように銃乱射事件はほとんど起きていない。その理由を米誌「タイム」が探った。
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2021-12-07 TNL タイワン編集部
台湾タピオカミルクティーがフィリピンで大ブームになる⁉ 「ジョリビー」が3.5億台湾元でMilkshopの株式51%を取得
フィリピン国民に大人気の同国本土のファーストフードブランドであるジョリビー(Jollibee)グループは11月5日、1,280万ドル(3.5億台湾元)で台湾のドリンクチェーンMilkshop(迷客夏)株式の51%を取得したと発表した。台湾タピオカミルクティーが、フィリピンでブームを巻き起こすことになるだろう。専門家は、台湾のシェイクドリンクは東南アジアで大人気。特に見栄えの良さと甘いフレーバーが特徴であると指摘している。