UMC
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2023-07-13 TNL Taiwan編集部
台湾UMCが先進封止強化、シーメンスEDAから電子設計自動化ツール(EDA)を取得、デンソーと協力して車載半導体市場参入を加速
台湾半導体ファウンドリ(半導体デバイスの製造を専門に行う企業)ランキング2位のUMC(台湾聯華電子、United Microelectronics Corporation以下UMC)は、ファウンドリの巨頭であるTSMC(台湾積体電路製造股份有限公司:世界最大のファウンドリ)に対抗し、先進封止、特殊プロセスプラットフォーム、車載半導体市場への参入に取り組んできた。電子設計自動化ツール(EDA)製造大手のシーメンス、自動車部品大手のデンソーとの協力を相次いで発表し、車載半導体市場への参入を加速する。
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2023-06-14 TNL Taiwan編集部
台湾・黒熊学院CEO「『民兵』でも『民間防衛』でもない。『全民防衛』を推進したい」
ロシアによるウクライナ侵攻を機に台湾有事の懸念が高まる中、台湾では一般市民に軍事的な専門知識や技術を教授する民間団体が増加している。数ある団体の中でも2021年設立の「黒熊学院」は、当初はボランティア団体として活用していたが、22年夏に半導体受託生産大手の聯華電子(UMC)の創業者、曹興誠氏が巨額の私財を提供すると発表したことで大きな注目を集めた。同学院の何澄輝CEOは、学院のカリキュラムは外的な脅威に順応し、対応できる「社会的レジリエンス」の向上に重きを置いていると話し、軍事支援だけにとどまらず、戦争の脅威に晒されても社会の基本的な営みを維持できる「全国民による防衛」を実現することが「現代の戦争に勝つことができる」と強調する。(本記事は2023年1月3日公開のThe News Lens「【關鍵專訪】黑熊學院執行長何澄輝:不是「民兵」也不是「民防」,我們要推廣的是「全民防衛」」の翻訳記事)
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2023-06-06 近藤伸二 (KONDO Shinji)
半導体製造だけじゃない?「設計」でも存在感高める台湾勢【近藤伸二の一筆入魂】
米株式市場で5月末、米半導体大手エヌビディアの時価総額が半導体企業として初めて1兆ドル(約140兆円)を超え、世界の注目を集めた。同社は半導体の設計を専門に行う「ファブレス」で、台湾出身のジェンスン・ファン(黄仁勳)氏が最高経営責任者(CEO)を務める。半導体を受託製造する「ファウンドリー」では、台湾積体電路製造(TSMC)が圧倒的なシェアを誇っているが、米国が得意とするファブレスの世界でも台湾の存在感が高まっている。
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2022-10-12 TNL JP 編集部
習氏・中国による侵略が現実味帯びる台湾 民間の軍事訓練に参加する若者たちが急増
中国の新しい指導部の人事などを決める5年に1度の共産党大会が16日に行われる。習近平国家主席の異例となる3期目続投が確実視され、台湾へのより強硬な姿勢が予想される中、台湾では民兵として軍事訓練を希望する若者たちが急増している。英紙ガーディアンが伝えた。
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2022-08-06 中央社フォーカス台湾
国防強化へ 台湾UMC名誉会長、130億円超の寄付表明
台湾半導体大手UMCの名誉会長曹興誠氏が、30億台湾元を台湾の国防強化用に寄付した。同時発表した声明文の中に「私は政治や選挙に興味はなく、ただ中国共産党の嘘と暴力が嫌いで、中華圏の人たちに浄土と青空を残したいと思っています。」と述べていた。