中国共産党
-
2023-04-27 TNL JP 編集部
中国当局、消息不明の台湾編集長を拘束 強まる弾圧で言論人らの逮捕・起訴相次ぐ
中国当局による言論弾圧が、ここにきて一段と強まっている。中国政府は26日、消息不明になっていた台湾の出版社「八旗文化」の編集長・李延賀氏について、身柄を拘束し、国家の安全保障を損なう活動に関与した疑いで捜査していると発表した。また、中国共産党の有力紙・光明日報の元論説部副主任もスパイ罪で起訴されたことが25日判明した。中国では「反スパイ法」が改正され、定義を拡大し、摘発がさらに強化される。
-
2022-12-15 安田峰俊 (YASUDA Minetoshi)
「白紙革命」が引き金?ゼロコロナ政策緩和も世界でくすぶる中国政府への抗議
先月25日に中国で始まったゼロコロナ政策と習近平政権に対する抗議活動は、参加者の多くが厳しい言論統制を象徴する白い紙を掲げていたことから「白紙革命」(白紙運動)と呼ばれ、一時は習政権発足以来最大の危機と目された。コロナ対策の大幅緩和で運動は沈静化したが、中国人留学生らによって国外にも運動は波及。日本では東京、名古屋、大阪などで関連する動きが見られている。「日本で白紙革命が誕生する現場」にいち早く駆けつけ、取材を続けているジャーナリストの安田峰俊氏が、中国社会の大きな変化を予兆させる今回の運動を解説した。
-
2022-12-13 TNL Taiwan編集部
六四事件、法輪功、台湾海峡危機… 中国共産党指導者 3代目 江沢民氏が上海で死去、在任中のキーワードは
1995年、江沢民は両岸関係の発展と中国の平和的統一の促進に関する8つの提案を打ち出し、平和的統一と「一国二制度」の理念を実現する方法を明示した。 2000年の台湾総統選挙前、両岸問題について問われた江氏は曹植の「豆を煮るに萁を燃やす」を暗誦していた。
-
2022-12-12 山本一郎
月イチ連載「山本一郎の#台湾の件」第9回:台湾地方選からの中国習近平さんゼロコロナへの「白紙革命」で大騒ぎの年末
習近平政権とゼロコロナ政策に反対する街頭抗議や集会が中国国内外で広がりを見せています。盤石だったはずの体制の雲行きが、ここにきてなぜ怪しくなってきたのか——山本一郎さんの月イチ連載です。
-
2022-12-01 TNL JP 編集部
香港国家安全維持法違反の新聞社主裁判 担当の英国人弁護士排除か、中国の判断迫る
香港メディア界の実力者で中国政府に批判的な黎智英(れい・ちえい=ジミー・ライ)被告(74)が、香港国家安全維持法(国安法)違反で起訴された裁判が、1日に初公判を迎える。米紙ワシントン・ポストは、「ジミー・ライ氏だけではなく、香港の言論の自由が裁かれる」と危機感を示した。また、同裁判では外国人弁護士の参加を認めた香港終審法院(最高裁)の判断を中国政府が見直す可能性が大きく、香港の司法制度の独立性も一段と後退する。
-
2022-11-30 中央社フォーカス台湾
白紙運動に「関心と重視」表明 台湾、中国に「人々の要求への迅速な回答」呼び掛け
台湾で対中政策を担当する大陸委員会は29日、中国で広がる「ゼロコロナ」政策への抗議活動に関し、「関心と重視」を報道資料を通じて表明した。その上で中国共産党当局に対し、人々の要求に迅速に回答し、非合理的で過度な制限を調整するよう呼び掛けた。
-
2022-11-29 TNL JP 編集部
「ゼロコロナ」で都市封鎖続く中国で異変 全土に拡大するデモで習氏を名指し批判
北京や上海を含む、少なくとも中国全土の10都市以上で大規模なデモが勃発した。「ゼロコロナ」政策をめぐり、住民らが都市封鎖(ロックダウン)の解除を要求すると同時に、言論統制が厳しい中国で極めて異例ともいえる習近平国家主席や共産党を名指しで公然と批判。抗議活動は各地の大学キャンパスにも広がっており、習氏は最高指導者として最大の試練に直面している。
-
2022-11-28 中央社フォーカス台湾
中国で広がる抗議に連帯 台湾の広場に人集まる 「白い紙」掲げエール
台湾・台北市内の自由広場に27日夜、中国で広がる「ゼロコロナ」政策への抗議活動に連帯を示そうと、人々が集まった。参加者は中国各地の抗議者が検閲から逃れるため掲げている「白い紙」などを手にし、声を上げる中国の人々にエールを送った。広場には、中国出身で民主化運動に身を投じた王丹氏や周鋒鎖氏らも姿を見せた。
-
2022-10-28 TNL Taiwan編集部
中国共産党大会を振り返る
習近平氏は3期連続で総書記を務めるのか? 誰が李克強氏の後を継いで総理になるのか?次期政治局常務委員になるのは誰か? 中国は今後5年間の景気減速にどう対処するのか?米国とどう戦い、欧州との関係をどう調整するか?台湾政策にどのような変化があるのか?これらの疑問は、1週間にわたる第20回中国共産党大会と1中全会で全て解決される。
-
2022-10-19 TNL JP 編集部
中国共産党大会の習氏、外資「支援」強調 「引き続き世界経済に門戸を開く」と宣言
中国共産党の習近平総書記(国家主席)は今週、第20回党大会での政治報告で、「経済発展が最優先事項」だとし、民間企業や外資系企業について、「いささかも揺るぐことなく発展を奨励、支援、リードする」と表明。今後も外資の参入を求めていく考えを示した。その一方、党・政府が経済に深く関与する、国家資本主義的な色彩は隠せていない。