米中関係
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2023-06-20 TNL JP 編集部
ブリンケン米国務長官、習近平主席と会談 関係安定化で一致も台湾問題では応酬
中国の習近平国家主席は19日、ブリンケン米国務長官と北京で会談し、「世界は安定した中米関係を必要としている」と述べ、対立する米中の緊張緩和に意欲を示した。ブリンケン氏も米中関係を改善させる意向を表明し、中国高官と対話継続の方針で一致。両政府は年内開催も視野に習氏とバイデン大統領の首脳会談を調整する。
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2023-06-05 TNL JP 編集部
台湾海峡で中国軍艦が米軍艦に〝幅寄せ〟 アジア安全保障会議では米中が批判の応酬
台湾海峡を通過していた米海軍のミサイル駆逐艦チャンフーンに対し、中国軍艦が約140メートルの近距離まで接近したとして、米インド太平洋軍は5日までに声明を発表し、中国軍艦の行為が危険で、「国際水域で安全に航行するという海上のルールに違反する」と非難した。先週末にシンガポールで開催されていた「アジア安全保障会議」では米中双方が批判を応酬し、対立が際立った。
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2023-05-25 TNL JP 編集部
米フロリダ州で特定外国人の不動産所有制限 7月施行の新法めぐり中国人4人「違憲」と提訴
米フロリダ州で7月から施行される、中国人など特定国からの外国人に対して不動産の取得を禁じる新たな州法をめぐり、同州で働き、暮らす4人の中国人が同州政府を相手取り訴訟を起こした。
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2023-03-30 TNL JP 編集部
中米歴訪の蔡総統が経由地NYに到着 中国は台米接触なら「必ず反撃を行う」
10日間の中米歴訪に出発した蔡英文総統は29日、経由地の米ニューヨークに到着した。米政府は「公式訪問ではない」としているが、中国は台湾独立を狙う挑発行為だと反発。ニューヨーク市内では蔡氏を歓迎する台湾支持者らが集まる一方、中国系住民らは五星紅旗を掲げて「裏切り者」などと叫び、抗議活動を展開した。
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2023-03-15 TNL JP 編集部
米英豪「オーカス」が対中国で抑止力強化策 オーストラリアに30年代原潜最大5隻配備へ
米国、英国、オーストラリア3か国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」は13日(日本時間14日)、米西部サンディエゴで首脳会談を開き、オーストラリアへの原子力潜水艦導入計画を発表した。同国が2030年代に米国の原潜を最大5隻調達し配備し、台湾周辺や南シナ海で海洋進出を続ける中国への抑止力強化を図る。
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2023-03-03 門間理良 (MOMMA Rira)
【門間理良の寸鉄】中国による武力侵攻と認知作戦に対処すべき台湾と日米
ウクライナ情勢とともに、「台湾海峡の平和と安定」が世界注視の的となっているが、「台湾有事」は中国にとってかなりリスクの大きな軍事的ギャンブルだ。ただし常に合理的判断が優先されるという保証がないのも事実。有事勃発の場合、離島奪取といった直接的な軍事行動以外にも、「戦わずして勝つ」という認知領域のせめぎ合いをも念頭に置かねばならず、台湾と日米の抑止力整備の重要性は増している。
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2022-10-07 山本一郎
月イチ連載「山本一郎の#台湾の件」第7回:北朝鮮のミサイル発射実験から考える東アジアの安全保障環境のいま
先日の北朝鮮による弾道ミサイル発射では、5年ぶりにJアラート(全国瞬時警報システム)が発令されて動揺が広がりました。山本一郎さんの月イチ連載、今回はシャレにならなくなってしまった東アジアの安全保障環境の現況を考えます。
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2022-09-16 TNL JP 編集部
中国が有事で狙うのは台湾の海底ケーブル ライフライン切断で米国経済の混乱は必至
米国企業は今、さまざまな理由から中国と台湾との関係を慎重に見極めているという。有事の際に米国経済が最も深刻な影響を受けるのは、台湾でインターネット接続が失われることだと米専門家は指摘する。その問題点とは。
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2022-08-05 TNL JP 編集部
台湾市民はペロシ氏訪台に興奮と不安示す 中国のSNSは政府を「口だけ」と不満爆発
米国のナンシー・ペロシ下院議長を代表とする米議員団が2日夜から3日にかけ、台湾で過ごした約18時間。台湾市民は米国ナンバー3の歴史的訪問に大きな興奮と、この先の不安を同時に示した。一方、中国のソーシャルメディア微博(ウェイボー)では、ペロシ訪台を阻止できなかった政府に対する怒りと不満を爆発させた。
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2022-08-04 TNL JP 編集部
訪台を強行したペロシ米議長が蔡総統と会談 中国は台湾周辺で実弾での怒りの軍事演習へ
台湾を強行訪問したナンシー・ペロシ米下院議長は3日、蔡英文総統と会談し、「米国は決して台湾を見捨てない」とし、台湾との安全保障や経済における結びつきを深め、支援を続けていく姿勢を強調。蔡氏も「台湾は引き下がらない」と述べ、民主主義を守る姿勢を示した。一方、ペロシ氏の訪台を止めるよう警告してきた中国は、報復として4日から台湾周辺で実弾射撃を使った〝重要軍事演習〟を行うと発表した。