高橋匡太
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2023-11-07 栖来ひかり(SUMIKI hikari)
第2回馬祖ビエンナーレ――国境の島々で発酵した文化や記憶を味わう
台北の松山空港から飛行機で約1時間。金門島とともに対中国共産党の最前線となった国境の島々「馬祖列島」で、連江県政府と中華文化総会の主催で始まった国際芸術祭「馬祖国際芸術島(馬祖ビエンナーレ)」。媽祖の多様な風土文化への理解と関心を深めるための芸術祭で、第2回目が9月23日から11月12日まで開催されている。複雑な歴史背景を持つ台湾を象徴するような島の歴史とアーティストたちの試みを、文筆家の栖来ひかりが紹介する。