映画『デイ・アフター・トゥモロー』は地球温暖化がもたらす異常気象を描いている。大西洋の海流の変化によって災害が頻発するようになり、地球は氷河期へと入っていく。映画が公開された当時は、こうした現象が生じることに対する疑問の声が上がったが、現在は学界でも可能性は肯定されている。だが、そうした悲劇が起こる前に地球の温暖化は進み、すでに食料作物の生長に影響を及ぼし始めている。そこで世界各国では、将来の食料を確保するためにシードバンク(種子銀行)や遺伝資源貯蔵庫を設立し始めた。