ロシア軍
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2023-06-07 TNL JP 編集部
ザポリージャ原発、ダム決壊で死者多数か IAEA「数か月は冷却用の取水が可能」
ウクライナ軍の南部作戦司令部は6日、ロシア軍がドニエプル川のカホフカ水力発電所のダムを爆破し、決壊したと発表。欧州最大のザポリージャ原発はこのダムの貯水池から冷却水を取り込んでいる。南部ヘルソン州のプロクジン知事は、ダム決壊による下流域の洪水で、ウクライナ側が支配するドニエプル川西岸だけで住民約1万7000人が危険にさらされるとし、米当局者は「多数の死者が出た恐れがある」と述べた。
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2023-02-16 TNL JP 編集部
ウクライナへのロシアの大規模攻撃が始まる 捕虜が語る人海戦術で「犬死」させる意味とは
ロシアによる侵攻から1年を迎える来週を前に、ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は、ウクライナ側が警戒してきたロシア軍の大規模攻撃について、「既に段階的に始まっている」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も同様の認識を示した。だが、その内容とは人海戦術で、ロシア軍は意図的に自軍の戦闘員を大量に「犬死」させているというのだ。その意味とは―。
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2023-01-05 TNL JP 編集部
ウクライナ東部への砲撃でロシアに犠牲者多数 ゼレンスキー氏「露軍のドローン攻撃は長期化」
昨年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、新年を迎えても双方の攻撃が続いている。ロシア国防省は2日、占領下にあるウクライナ東部ドネツク州の都市マケエフカが、ウクライナ軍のロケット砲による攻撃を受け、兵士ら63人が死亡したことを認めた。露軍が認めた一度の攻撃による死者数としては、これまでで最大規模だが、実際はそれを大きく上回るとみられ、軍指導部の責任を問う声が上がっている。
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2022-11-16 TNL JP 編集部
G20、対ロシアで参加国の足並みそろわず 東南アジア諸国はそれぞれの思惑に隔たり
主要20か国の首脳会議(G20)が15日、インドネシアのバリ島で開幕したが、招待されていたプーチン露大統領は欠席。ウクライナに侵攻したロシアへの対応をめぐり、開幕から参加国の足並みの乱れが露呈している。特に東南アジア諸国は消極的で、中でもベトナムなどインドシナ3国は西側と大きな隔たりがある。その理由を探った。
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2022-11-09 TNL JP 編集部
兵力の消耗激しいロシアは元服役囚を招集 露民間軍事会社「ワグネル」は受刑者も募集
ロシアのショイグ国防相は10月末、部分動員令に基づく予備役30万人の招集が完了し、うち8万2000人がウクライナの前線に送られたとプーチン大統領に報告した。だが、ウクライナ軍の猛攻により、南部ヘルソン州ではわずか1日でロシア兵950人が死亡し、東部ルハンシク州でも1個大隊500人以上がほぼ全滅したと報じられた。兵力の消耗が確実に加速し、焦りを隠せなくなったプーチン氏は、元服役囚の招集も決めた。
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2022-10-14 TNL JP 編集部
「62年キューバ危機以来、最悪の核脅威」 窮地のプーチン氏が戦術核を使う可能性
米国のバイデン大統領は、ロシアのプーチン大統領がちらつかせる〝核の脅し〟はまやかしではないとし、大規模な核戦争へとエスカレートする危険性は1962年10月のキューバ危機以来、最悪のレベルにあると警告した。一方、ロシアは〝終末兵器〟と呼ばれる原子力核魚雷・ポセイドンの実験を計画しているという情報も浮上した。
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2022-10-03 TNL JP 編集部
プーチン大統領のウクライナ4州「編入宣言」 西側諸国は〝住民投票〟「無効、認めない」
ロシアのプーチン大統領は9月30日、ウクライナ東部と南部の4州をロシアに編入することの是非を問うため、同州占領地で行った〝住民投票〟の結果、大多数が賛成したと主張して一方的に編入を宣言した。その陰で4州の一つ、東部ドネツク州の要衝リマンを占領していたロシアの部隊5000人以上がウクライナ軍に包囲され、撤退したと露国防省は1日発表した。ウクライナ側の反攻が激化し、ロシア軍が追い詰められていると軍事専門家はみている。
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2022-09-13 TNL JP 編集部
ウクライナ軍の反攻で東部ハルキウ州奪還 露軍は「大敗北」で侵攻後最大の転換期へ
ロシアのウクライナ侵攻から200日、戦況が大きく変わりつつある。ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、同国東部ハリコフ州の重要拠点イジュームを奪還したと宣言した。先週末までにウクライナ軍は同州30か所以上をロシア軍から取り戻し、南部でも反攻が着実に進行。ロシア軍の防衛線が崩壊する可能性も浮上し、侵攻以来最大の転換期を迎えている。
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2022-06-27 TNL JP 編集部
ウクライナ東部の要衝セベロドネツク陥落 ロシアはG7サミットに合わせキーウも空爆
ウクライナ東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクがついに陥落した。ウクライナ軍の地域司令部が24日、セベロドネツクに残っていた最後の部隊に撤退命令を出したと明らかにしていた。これによりロシア軍は、ルハンスク州をほぼ完全に制圧したことになる。ロシアはまた、ドイツ・エルマウで26日に始まったG7サミット(主要7か国首脳会議)に合わせ、ウクライナの首都キーウの中心部をミサイル攻撃した。
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2022-06-22 TNL JP 編集部
「ロシアの侵攻はこの先4~6週間がカギ」 ウ軍支援の長距離砲で新展開と米国高官
膠着状態が続くウクライナ東部ドンバス地方で、ロシア軍の攻撃が今週中に激化する見通しだという。西側からの長距離砲システムの輸送がまだ散発的なウクライナ軍は苦戦を強いられているが、米高官はこの先4~6週間の戦闘が戦争の最終的な進路を決定すると語った。