日本統治時代
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2023-02-05 台湾光華雑誌
苗栗大湖の歴史を伝える 樟脳の道「樟之細道」を再発見
幼い頃の記憶では、祖母のコートからはいつもうっすらと樟脳のにおいが漂っていた。それは、普段は着ない「よそいき」の服で、ずっとしまわれていた衣類の証拠だった。この香りは、かつて台湾が樟脳王国であった時代につながる。 百年前の苗栗の大湖に、茶や樟脳などの物資を運ぶ「老官路」という山道があった。全国の優れた教師に与えられる師鐸賞に輝いたこともある彭宏源は、この「老官路」を探し当て、その再現に貢献した人物だ。今は古道の草を刈って整備したり、ガイドを務めるなどして、その歴史を伝えることに情熱を注ぐ。
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2023-01-22 中央社フォーカス台湾
日本時代に撮影 高山の美しさ捉えた写真、ネット上で公開/台湾
日本統治時代の1934(昭和9)年に出版され、台湾各地にある高山の美しさを捉えた写真帳「台湾写真大観 山岳編」に掲載された写真の一部が、国家撮影文化センターのウェブサイトで公開されている。
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2023-01-19 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
明石元二郎―台湾に墓が築かれた唯一の総督―
林森北路歓楽街の入り口ともいえる公園に小さな鳥居が2基ある。そこにはかつて第7代台湾総督明石元二郎の墓があった。明石総督は台湾人の権益を保護する政策を実施したことでも知られる。今は北海岸の三芝にある福音山基督教墓地に埋葬されている。周りは緑豊かな山に囲まれ、近くにはテレサ・テンの墓もある。今回は明石総督の足跡を追ってみた。
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2023-01-16 杜祖健(DU Zujian)Anthony T. Tu
【アンソニー・トゥ回顧録】① 日の丸が去ったころ
日清戦争(1894~95)の結果、下関条約によって台湾は1945年まで約半世紀の間、大日本帝国の統治下に置かれた。台湾医学の先駆者となった杜聡明氏の三男として生まれ、戦後、米国で世界的な毒性学の権威となり、日本の大事件解決にも協力した杜祖健氏が、台湾から日の丸が去ったころを振り返り、台湾人としての心情を記録する。
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2023-01-14 中央社フォーカス台湾
旧日本軍の営舎 2年にわたる修復完成 大学校舎として使用へ/台湾
台湾南部・台南市の成功大学に残る国定古跡で、日本統治時代には旧日本軍台湾歩兵第2連隊の営舎だった「礼賢楼」と呼ばれる建物が2年にわたる修復工事を終え、11日に祝賀式典が行われた。今後も大学校舎として使用される。
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2023-01-09 今井清賀(いまい・せいが)
【バック蓬莱】①ツォウ族のおじさんのつぶやき
民主化が進むとともに世相も激しく変化した台湾社会。いつの間にか見なくなった日常の光景や人々の交わり方も。仕事や研究活動を通じて長年台湾と向き合ってきた筆者が、ほんの少しむかしの台湾の姿を掘り起こし、振り返ります。
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2023-01-04 中央社フォーカス台湾
日本時代建設の宿舎 建設会社が約1億7000万円かけ修復 多目的施設に/台湾
北部・台北市に残る日本統治時代の1929(昭和4)年に建設された旧台北帝国大学(現・台湾大学)の教授宿舎が昨年、建設会社「力麒建設」と関連会社「至美国際」の郭淑珍董事長(会長)らの尽力によって修復された。
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2022-12-26 中央社フォーカス台湾
<写真特集>国立台湾博物館鉄道部パーク、園内の一部を紹介
日本統治時代に台湾総督府鉄道部の施設として台北に建設された建築物を整備した国立台湾博物館鉄道部パーク(園区)が長年の修復を終え、7日に一般公開される。
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2022-12-22 TNL Taiwan編集部
知られざる「水金九」エリアの5つの魅力~台湾・九份のさらなる秘密を探る~
何回も訪れたことのある古い街よりも、九份のさらなる秘密を探りたい——。「水金九」つまり、「水湳洞」「金瓜石」「九份」を含む集落群のことである。時代が変わっても、水金九はその顔を変えない忘れられたアトラクションのようなものだ。
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2022-12-22 中央社フォーカス台湾
嘉義旧監獄、「網走監獄」と友好協定を締結 観光経済効果の向上へ/台湾
南部・嘉義市の国定古跡嘉義旧監獄は20日、北海道網走市の博物館網走監獄と友好交流推進協定を締結した。