日本統治時代
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2023-03-25 梶山憲一(かじやま・けんいち)
【梶山憲一の街歩き台湾】① 北門の「台湾」 東門の「中国」
台湾で建築物を眺めていると、それが建造された時代背景をうかがい知ることができる。清朝時代、日本統治時代、そして戦後、大陸から「中華民国」ごと逃れてきた蒋介石・蒋経国時代など、それぞれに特徴がある。雑誌・書籍編集者として台湾でも活躍してきたベテランライターが、台湾の街角を散歩しつつ、台湾の素顔を紹介する。
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2023-03-24 黒鳥英俊(くろとり・ひでとし)
【黒鳥英俊の動物万歳!】① アジア有数の台北市立動物園に潜入してみたZOO!
日本統治時代の1914(大正3)年に開園し、台湾最古の歴史を誇る台北市立動物園。戦時中には日本の他の動物園同様、空襲などに備えて猛獣の殺処分が行われるなど光と陰をともにしたが、日本が台湾から去った戦後も動物の交換などでその交流は維持された。上野動物園や多摩動物公園で主に大型類人猿の飼育を担当し、現在、認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパン理事長および日本オランウータン・リサーチセンター代表として大学などで類人猿の保護、啓蒙活動を行う黒鳥英俊氏が台北市立動物園の魅力に迫る。
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2023-03-24 加藤 秀彦
【再会!台湾トラブル旅情】③ 台中でみそかつ⁈高速サービスエリアや寺院にあふれる「名古屋」
昨秋から入境制限も緩和され、日台間の往来は大型連休に向けて本格的に回復の兆しが見えてきました。これに先駆け、この年末年始に3年ぶりの台湾訪問を決行した筆者は、レンタルバイクで全島を巡るというワクワク計画を実行。まずは3年間恋焦がれた台中市訪問を満喫します。しかし好事魔多し。嘉義を過ぎ、台南市到着後に新型コロナの抗原検査キットを試してみると…。今回の旅行で最大のトラブル直面に至るまでにかみしめた、わがまち名古屋と台中の深い深いご縁の数々をご紹介しましょう。
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2023-03-18 片倉佳史(かたくら・よしふみ)
【片倉佳史の台湾風景散歩 】② 台湾を代表する花どころ・陽明山を歩く
台北市の郊外に位置する陽明山。ここは台湾北部を代表する景勝地で、温泉地としても知られている。日本統治時代は「草山(そうざん)」を名乗り、保養所や別荘が多く集まっていた。そして、ここは台湾屈指の花の名所でもあり、桜やツツジをはじめ、最近はカラーや紫陽花(あじさい)の栽培でも知られている。
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2023-03-16 小野純子(ONO Junko)
1931甲子園準優勝!台湾・嘉義農林学校野球部の語り部・蔡清輝さんの言葉
侍ジャパンの活躍が注目されるWBC。今回台湾は惜しくも予選敗退したが、2013年WBCでの日台の熱戦と爽やかな交流は球史に残るゲームだった。それだけに台湾代表チームの来日が幻となったことに対し日本の野球ファンの落胆も大きく、SNS上には台湾敗退を惜しむ声が続出。1931(昭和6)年夏の甲子園大会で準優勝した台湾・嘉義農林学校にさかのぼる日台の野球を通じた絆を想起させた。金城学院大(名古屋市)文学部講師で戦時下の学徒動員などに詳しい小野純子氏がWBC白熱の今、嘉義農林学校野球部OBで、名将・近藤兵太郎監督の最後の教え子・蔡清輝さんとの交流を紹介する。
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2023-02-27 中央社フォーカス台湾
総統府顧問の辜寛敏氏死去 台湾独立運動を推進
台湾独立派として知られる総統府資政(顧問)の辜寛敏(こかんびん)氏が27日午前8時55分ごろ、台北市内の病院で死去した。96歳だった。
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2023-02-18 中央社フォーカス台湾
2・28事件遺族「悲しみと怒りを力に」著書出版/台湾
国民党政権が市民を弾圧した1947年の「2・28事件」で父親を失った王克雄さんの書籍が15日、出版された。南部・台南市で行われた出版記念発表会に出席した黄偉哲(こういてつ)市長は、過去の人権侵害に向き合う「移行期の正義」をさらに推し進めていく姿勢を示した。
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2023-02-06 TNL JP 編集部
「台湾少年工の存在、日台の太い絆のひとつ」歴史研究家、林篤志氏が東京台湾の会春節講演会で講演
第二次大戦中、神奈川県に設置された高座海軍工廠。ここでは日本の労働力の不足を補うために、台湾で募集された少年工らが寮生活を送りながら日々戦闘機の製造に携わっていた。台湾大学留学中に元少年工と出会った歴史研究家、林篤志さんがこのほど東京都内で講演し、日台の太い絆のひとつとして少年工らの足跡を紹介した。
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2023-02-05 台湾光華雑誌
苗栗大湖の歴史を伝える 樟脳の道「樟之細道」を再発見
幼い頃の記憶では、祖母のコートからはいつもうっすらと樟脳のにおいが漂っていた。それは、普段は着ない「よそいき」の服で、ずっとしまわれていた衣類の証拠だった。この香りは、かつて台湾が樟脳王国であった時代につながる。 百年前の苗栗の大湖に、茶や樟脳などの物資を運ぶ「老官路」という山道があった。全国の優れた教師に与えられる師鐸賞に輝いたこともある彭宏源は、この「老官路」を探し当て、その再現に貢献した人物だ。今は古道の草を刈って整備したり、ガイドを務めるなどして、その歴史を伝えることに情熱を注ぐ。
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2023-01-22 中央社フォーカス台湾
日本時代に撮影 高山の美しさ捉えた写真、ネット上で公開/台湾
日本統治時代の1934(昭和9)年に出版され、台湾各地にある高山の美しさを捉えた写真帳「台湾写真大観 山岳編」に掲載された写真の一部が、国家撮影文化センターのウェブサイトで公開されている。