歩行者地獄
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2023-05-26 中央社フォーカス台湾
「歩行者優先」の文化形成へ 台湾、交通安全行動綱領を閣議決定 汚名返上目指す
台湾行政院は、歩行者優先を推進する交通安全行動綱領を決定しました。この綱領には、道路の改善や教育、自動車管理、取り締まりの強化などが盛り込まれています。陳建仁行政院長は、人を中心とした歩行者優先の交通安全文化の形成を目指す考えを示しています。台湾の交通環境には、運転者のマナーの悪さや交通の危険性が問題視されており、「歩行者地獄」と報じられることもあります。このような状況を改善するために、綱領では、建設、教育、自動車管理、法執行の4つの面に分け、計19項目のアクションプランが打ち出されました。国家発展委員会で審議中の「持続可能な人と車の安全向上計画」には、7年で420億台湾元(約1900億円)を計上する予定です。