日本語世代
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2023-05-20 杉本拓朗(SUGIMOTO.Takuro)
【老台北がいた頃】① 「タクロウ!」と手をピシャリ!…台湾で「日本精神」に触れ合えた日々
国民的作家、司馬遼太郎が紀行文のなかで「老台北」として紹介し、多くの日本人に台湾の日本語世代の男性の典型として記憶された蔡焜燦氏(1927~2017)が他界してから7月17日で七回忌を迎える。日台交流の担い手が世代交代し、「老台北」の面影が薄れゆくなか、日台交流ツアーの最前線に身を置きつつ、特に深い往来交があった筆者が、「老台北」との出会いと別れを振り返る。