立法院
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2023-09-29 近藤伸二 (KONDO Shinji)
頼清徳氏優勢も各党スキャンダルの影響未知数 台湾・総統選まで3カ月余【近藤伸二の一筆入魂】
2024年1月13日投開票の台湾・総統選まであと3カ月余り。有力3候補がしのぎを削る中、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手・鴻海精密工業創業者の郭台銘氏が無所属での出馬を表明したことで、選挙情勢は複雑さを増してきた。世論調査では与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が頭一つ抜けるが、ここへ来て各党でスキャンダルが発覚し、各陣営は防戦に追われている。郭氏は最大野党・中国国民党(国民党)の侯友宜・新北市長と第三勢力・台湾民衆党(民衆党)の柯文哲・前台北市長に野党勢力の結集を呼びかけており、実現の可否が最大の焦点となっている。
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2023-05-18 近藤伸二 (KONDO Shinji)
国民党は侯氏を公認 台湾・総統選主要3候補が出そろい、野党連携の成否も焦点【近藤伸二の一筆入魂】
2024年1月に実施される台湾・総統選の主要3候補が出そろった。4月に頼清徳副総統出馬を決定ずみの与党・民主進歩党(民進党)に続いて、最大野党・中国国民党(国民党)は5月17日、侯友宜・新北市長を公認候補に指名。第三勢力の台湾民衆党(民衆党)も同日、柯文哲・前台北市長を正式に公認候補に選んだ。これで三つどもえの選挙戦が本格化するが、国民党内には民衆党との連携を模索する動きもあり、野党協力が実現するかどうかも焦点となっている。
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2023-05-16 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
台湾の目安箱―週休3日制を世界にアピール―
台湾では2015年に、国民の意見や要望を広く聞くため、公共政策インターネット参与プラットホーム、いわゆるネット目安箱を開設しました。今やネット時代、多くの人にとって敷居が低いことから様々な意見や不満が集まりました。一つの投書に対して5000人以上の賛同があれば、政府は2か月以内に何らかの回答をしなければなりません。これまでにどんな投書があり、どんな意見が実現したのでしょう。