歩行者
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2023-05-26 中央社フォーカス台湾
「歩行者優先」の文化形成へ 台湾、交通安全行動綱領を閣議決定 汚名返上目指す
台湾行政院は、歩行者優先を推進する交通安全行動綱領を決定しました。この綱領には、道路の改善や教育、自動車管理、取り締まりの強化などが盛り込まれています。陳建仁行政院長は、人を中心とした歩行者優先の交通安全文化の形成を目指す考えを示しています。台湾の交通環境には、運転者のマナーの悪さや交通の危険性が問題視されており、「歩行者地獄」と報じられることもあります。このような状況を改善するために、綱領では、建設、教育、自動車管理、法執行の4つの面に分け、計19項目のアクションプランが打ち出されました。国家発展委員会で審議中の「持続可能な人と車の安全向上計画」には、7年で420億台湾元(約1900億円)を計上する予定です。
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2023-05-16 中央社フォーカス台湾
3歳女児死亡事故 台湾各地で交通安全求めデモ「歩行者地獄に終止符を」
台湾南部の台南市で3歳の女児が車にひかれて死亡した事故を受け、台湾各地で14日に交通安全を求めるデモ行進が行われた。参加者は交通安全の意識向上を呼びかけ、政府に対し交通環境整備を訴えた。台北市では100人以上が集まり、参加者は「歩行者地獄に終止符を」とスローガンを叫んだ。過去に死亡事故が起きた交差点でも実施され、小さな子どもや車いすの男性、夫婦なども参加した。事故現場近くにはおもちゃや花が供えられ、デモ隊も多くの花やおもちゃを供えた。台湾の交通環境は「歩行者地獄」と指摘され、横断歩道で歩行者を優先しない行為に対する取り締まりが強化されている。台南市の事故は台湾社会の関心を集め、交通相は車の通過と歩行者の横断が同時にならない歩車分離式信号などの導入を求める通達を出した。