マッカーシー氏
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2023-06-28 レオナルド・ピエール(Leonardo.Pierre)
米中対立は数十年の単位で長期化へ?平行線の「台湾」や要因多元化で対話の効果も限定的
米バイデン政権の閣僚として初の訪中を果たしたブリンケン米国務長官。秦剛国務委員兼外相や、外交を統括する王毅政治局委員のみならず、習近平国家主席との会見も実現し、一定の成果をあげたが、依然台湾問題では平行線をたどり、中国側はハイレベルな軍事対話を拒んでいる。国際政治や安全保障に詳しい筆者が、中国が「核心的利益の中の核心」とする「台湾」などを軸に「長期化する米中対立」を展望する。
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2023-04-12 TNL JP 編集部
「我々の危機ではない」マクロン仏大統領の発言で足並みの乱れ露呈した西側陣営
台湾情勢に関し、「米中いずれにも追随すべきでない」と説いたフランスのマクロン大統領の発言に、欧米各国が強く反発している。台湾の蔡英文総統がマッカーシー米下院議長と会談したことへの対抗措置として、中国が台湾周辺で軍事演習を行っている最中だっただけに、フランス国内でも批判の声が上がった。西側陣営の足並みの乱れを露呈した形のマクロン発言は、5月に広島で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)にも影響を与えそうだ。