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2023-01-04 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
台湾の元旦の風景―国旗掲揚・初日の出・豆乳店―
台湾の1月1日は元旦であると同時に建国記念日でもあります。総統府前の広場では6時27分から国旗掲揚の厳かな儀式があります。6時30分に儀式が終わったら当然多くの人がその足で朝食を食べに行きます。総統府から歩いて行ける所に豆乳店があって、毎朝長い行列ができています。また東海岸を中心に初日を拝む絶景のポイントがいくつかあります。台湾の元旦は、旧正月(今年は1月22日)とは違う雰囲気があります。
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2022-12-28 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
南の島に雪が降る―台北市も雪が降るの?―
沖縄から台湾まで711㎞離れています。沖縄に雪が降らないのだからそれより南の台湾に降るはずがないと思っている方もいるのではないでしょうか。もちろん台湾には富士山より高い山もあるし、三千メートル級の山もたくさんあります。日本は毎年東日本、北日本のどこかで雪による被害が出ています。でも、台湾では雪が積りでもしたものならみんな大喜びで一目見ようと殺到し大渋滞が起きます。台湾人にとって雪はまだ珍しいようです。
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2022-12-20 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
日本人は台湾で忘年会を二度やる―「尾牙」と忘年会の違い―
日本でも台湾でも一年の締めくくりとして、友だちや会社仲間、SNSのオフ会などが集まってお酒を飲む毎年恒例の風景が見られる。日本ではこの一年の嫌なことを忘れて心新たに新年を迎えるために無礼講の酒宴をする「忘年会」、台湾では土地の神様を祭る「牙祭」を一年最後の月、つまり「尾」である12月に盛大に慰労をする「尾牙(ウェイヤー)」である。台湾の尾牙と日本の忘年会、何がどう違うのだろうか。
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2022-12-13 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
日本と台湾の「今年の漢字」2022―日本は「原因」、台湾は「結果」―
日本漢字能力協会が毎年公募している今年の漢字が12月12日京都清水寺で発表された。今年は、ウクライナvsロシア戦争、サッカーW杯の熱戦、北朝鮮のミサイル、コロナとの戦い、旧統一教会との戦いなどを背景に「戦」が選ばれた。これにさかのぼること数日、12月7日に台湾でも今年の漢字が発表された。「上昇する、膨らむ、値上がりする」などの意味を持つ「漲」が選ばれた。総数75385票のうち,「漲」は7871票獲得,第2位の「撐」に1103票の差をつけた。 昨年に続いて(2021年12月30日)今回も台湾の「今年の漢字2022」を紹介します。
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2022-12-07 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
戻らない訪台日本人観光客―新たな魅力はあるのか―
10月に日台ほぼ同時に水際対策緩和が発表された。待ってましたとばかり、台湾から多くの観光客が日本各地に飛んだが、日本から台湾に来る観光客はコロナ禍の真っ最中とさほど変わらない。「悪い円安」が最大の原因なのは間違いないが、新たな魅力の発信が足りないのではなかろうか。
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2022-11-30 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
台湾統一地方選挙2022―投開票後のあれこれ―
台湾の統一地方選挙は11月26日に投開票が終わりました。最大野党国民党が圧勝し、惨敗した与党民進党の蔡英文主席が党主席を辞任したニュースはお聞きのことと思います。今回は美女軍団の当落と開票時の有効無効判断と選挙後のお礼参り?をご紹介しましょう。
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2022-11-25 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
混戦!乱戦?台湾・新竹、桃園両市長選の迷走ぶり
台湾統一地方選挙が11月26日に行われます。今回の選挙では台北市長が誰になるのか大いに注目されていますが、著しい発展を遂げた新竹市と直轄市の桃園市とのスキャンダル合戦の結果からも目が離せません。与党民進党と最大野党国民党の分布図はどう変化するのか或いはしないのか、里長(町内会会長)選挙では美女軍団の大量当選なるか、興味の種はつきません。
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2022-11-22 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
台湾統一地方選挙2022―これはコンサートか決起集会か―
11月26日、台湾では統一地方選挙が行われる。これは直轄市(6都市)の市長や市議会議員、県長(県知事に相当)、村長、市民代表など九つの地方公職選挙で、2年後に迫った次期大統領選挙の行方を占えるとも言われている。決起集会や街頭演説、ネガティブキャンペーン、選挙グッヅやポスターなど、白熱する選挙運動を紹介する。
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2022-11-15 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
水際対策緩和で観光客爆増か!―伏兵、ハンドリングの壁―
今年9月下旬、日本と台湾は時を同じくして水際対策緩和を発表した。タイガーエア台湾の会長は新千歳、東京などを訪問し、グランドスタッフの人員確保や設備などの受け入れ態勢整備を要求した。また宮崎県は台湾からのインバウンドの増加を見込んで、総勢22人を台湾に送り込み中華航空と直行便の再開交渉を行った。
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2022-11-08 橋本行平 (HASHIMOTO Kouhei)
旧統一教会の勉強会―聖書研究キャンプ体験談―
霊感商法が大きな社会問題になるちょっと前、筆者は原理研究会(統一教会の学生組織)の女の子に誘われて聖書の勉強会に出て講義を聞いた。聖書の解釈はとても面白くどんどんのめりこんでいき、数か月後には勉強合宿に参加することになった。しかし筆者は信者にならなかった。ゴルゴ13と一本のたばこが筆者を俗世に引き戻してくれたのだ。