2022-04-01 政治・国際

「世界餃子大賞」台湾以外の場所で思いがけない餃子に遭遇

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ヨマリが最も目立つのは、その奇抜な外見だ。いくつかの説によると、それはインドの女神サラスヴァティー  のシンボル記号の半分だ。また、六世紀のアムシュ・ヴァルマ時代に、カトマンズでヨマリを作る習慣があったという記録もある。


#07:食べ切っても捨ててもいけない―ジョージアの蒸し餃子 ヒンカリ

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ヒンカリ(Khinkali)はジョージアの食文化で非常に重要な食べ物だ。肉と香辛料を包んで蒸して作る。見た目で最も目を引くのは、トップの「巨大な結び目」だ。

実際、ヒンカリは作り方、食べ方、イメージとも台湾の小籠包に最も似ている。生肉を包んでスープを入れてしっとり仕上げる。食べる時、まず一口かんで、中身のスープを吸い、必要であれば、黒胡椒を少しかけて味付けをする。しかし、小籠包との最も大きな違いは、頭の上の結び目。それは食べやすく、爆発しにくいように設計されている。

面白いのは、頂上は「つかむ」用で、食べるのではなく、皿に残して、食事が終わると何個食べたかを計算する。ジョージア語でその結び目は「クディ」と呼ばれている。

そしてヒンカリの食用マナーも独特だ。食べる時は片手で食べなければならない。カトラリーを使うと、一種の間違いとか未熟さとして見られる。以下は食用時の説明書に添付されたものだ。

 

この7種類の餃子以外にもきっと餃子の進化について、何かあるはずだ。鞭神先生(台湾の李迺澔氏) は「百年食卓」という本でもその発展を精緻に書いた。「餃子は庶民の日常食であると同時に洗練され、あるところでは卓越した料理として進化を遂げてきたのだ」

確かにそうだ。今では、道端の屋台や餃子チェーン店のほか、科学技術の発展も需要に応じて冷凍餃子を生み出し、各高級中華料理店で餃子の姿を見ることができるし、柔軟な発展を表している。

上記の7種類の餃子を知ってから、中国起源の水餃子が、異なる文化の下でこんなに多様な風貌に変化しているなんて、私はとても感動した。しかし、別の観点から考えると、おそらく台湾でシャワルマがホットドッグのパンに挟まれていることを知った中東の人々や、台湾で蝦月餅の存在を知ったタイ人もさぞ驚いたことだろう。

データを集める過程で、上記の7種類の餃子以外にも、想像を超える餃子をたくさん発見した。閲覧しながら感嘆しながら、世界のどこかにはまだ知られていない餃子の姿があるに違いないと思っている。

 

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