2021-12-15 調査データ

コロナ禍におけるEC利用動向についての調査

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注目ポイント

コロナ感染対策の一環として、世代を問わずECサイトでの商品購買が日常化している。本調査では、EC利用頻度、半年以内でのEC購買行動、ECサイト選びのポイント、モバイル決済状況についての調査結果をもとに、コロナ禍における日本国民のEC利用動向について分析を加えたレポートである。

 

そのため、セキュリティと利便性がどのように確保できるかが、モバイル決済の今後の普及のカギを握っていると考えられる。

 

5.モバイル決済では約8割がクレジットカードを利用

クレジットカード利用は40代に、銀行口座/バーチャル講座は30代が多く利用

設問:モバイル決済アプリの紐づけ方法をお教えください。(いくつでも)

モバイル決済アプリの紐づけ方法では、クレジットカードが8割弱と最も多く、次いで銀行口座/バーチャル口座、デビットカードと続く。クレジットカード利用については、全世代を通じて7割以上が利用している。

 

クレジットカードを紐づけている人は、40歳代で81%と最も高く、また、銀行口座/バーチャル口座を紐づけている人は、30歳代で37%と最も高い。

 

日本では2012年ごろから、決済キャッシュバックや手数料の安さ、入金の速さなどでユーザーを魅了し、モバイル決済(スマホ決済)の導入が急激に増えてきた。

 

最近では、QRコード決済や電子マネー決済など新しい決済方法が導入されるとともに、消費者の決済の選択幅も広がりつつある。今後は、リスクやセキュリティ部分を改善することが、モバイル決済普及のカギと考えられる。

 

調査名称:コロナ禍におけるEC利用動向についての調査

調査対象者:18 ~ 60 歳の日本国民

調査地域:全国

調査時期:2021 年 9 月 3 日~ 9 月 6 日(4日間)

サンプル数:890人

著者:庄司恵子

 

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