注目ポイント
ユニクロが、初の医療施設内店舗オープン

今まで、ありそうでなかった、院内で洋服や下着を購入することができる、初の試みがスタートした。
本プロジェクトは「院内にユニクロがあるといい」という職員の声からはじまったという。新型コロナウイルスの感染拡大の中、悪戦苦闘しながらオープンした店舗には早くも医療従事者や患者、その家族の利用がはじまっているようだ。
店舗はコンパクトだが、リラックスできるラウンジウェアや肌寒いときに羽織るセーター類に加え、ケガや病気等で身体を自由に動かしにくい人でも着脱しやすい前開きの服や、下着も充実している。
新たなカタチ
ユニクロが入っている済生会中央病院の周辺地域は、最寄りのユニクロまで距離があることから、通院する人のみならず、誰でも気軽に足を運べる場所としてもデザインしていく方向性だ。
こちらの店舗では、オンラインストアの店舗受け取りサービスの利用が可能なので、店舗にない商品を含めたフルラインナップから商品を買うことができる。これにより、近隣住民や本地域周辺で働く人の利用促進にも繋がり、地域社会と病院の間に人の流れを生み出す新たなカタチが見えてきた。

また、今後も済生会の活動理念であるソーシャルインクルージョン(社会的に弱い立場にある人々を含む全ての人が地域社会に参加し、共に生きていくという理念)とユニクロの展開する「LifeWear」コンセプトに多くの共通点があることから、さらなる活動を予定しているという。
今後の両社の活動に引き続き注目をしていきたい。
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