2021-12-15 調査データ

VR及びARゲームについての調査報告

© Photo Credit:ShutterStock / 達志影像

注目ポイント

VR及びARゲーム普及の可能性に向けて

 

VRゲームを利用する際に重視するポイントは、現実に近いリアル体験や鮮やかなディスプレイによる「臨場感の高い体験」と、VRコントローラー等の「高い操作性」で、その一方、オンラインでのマルチプレイは最も重視されていないことが分かった。

 

3.VRデバイスの保有状況についての調査

3.1 VRゲームの体験者のうちデバイス保有者は6割

デバイス購入者は男性が圧倒的多数

設問:VRデバイスをお持ちですか。

VR体験者のうち、VRデバイスを保有している人は全体の6割(59.7%)で、そのうち7割(69.2%)が男性で、4割(43.4%)が女性であった。男女別に比較すると、VRデバイス保有者は、男性の方が圧倒的多数であることが分かった。

 

3.2 人気のVRデバイスは「Sony PlayStation VR」

VRデバイス保有者の半数以上が「Sony PlayStation VR」を選んでいた!

設問:どのVRデバイスをお持ちですか(複数選択可)。

3.1で得られた回答で、所有しているVRデバイス商品を調べたところ、Sony PlayStation VRが6割(56.8%)で、半数以上を占めた。次いで、Oculus Riftが2割(18.5%)であった。続いて、Oculus Go(14.8%)、HTC Vive Pro(14.4%)、Google Cardboard/Day Dream(10.9%)、View(10.9%)、Samsung Gear VRが(9.9%)、その他(9.0%)で、2割も満たない結果であった。

 

VRデバイス普及のネックは、値段が高く、PCへの接続が複雑で、プレイの際にケーブルも煩わしい。VRゲームにはPCの性能も求められるため、初期費用が高額になりがちだったが、Sony PlayStation VRは接続が簡単で、初期費用も少ないことから、VRデバイス購入の最大の候補者になりえたと思われる。

 

4.ARゲームへの関心度についての調査

4.1 ARゲームの普及率

ARゲーム体験者は全体の12.0%で、VRゲームより人気

設問:AR(拡張現実)ゲーム体験がございますか。

ARゲームをプレイしたことのある人は全体の12.0%で、VRゲーム(9.4%)を若干上回っている。一方で、「聞いたこともない」と答えた人は全体の71.0%を占めた。この結果から社会におけるARゲームの認識率は、非常に低いことがわかった。

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