2021-12-23 調査データ

資産形成と電子金融取引についての調査

© Photo Credit:Pexels

注目ポイント

コロナ禍での資産形成のあり方

 

3.コロナ禍で投資意欲はどう変わったのか

全体を通して投資意欲が増進、特に30代の投資意欲が旺盛

設問:新型コロナウイルス(COVID-19)の現状は、あなたの投資意欲に影響を与えましたか。(一つのみ選択)

3-1.全回答者

全回答者で、24.4%の人が、「増進した」と回答した。一方で、14.4%の人は、「減退した」と回答した。

 

3-2.年齢ごとの投資意欲への影響

18~29歳

27.9%の人が、「増進した」と回答した。一方で19.5%の人は、「減退した」と回答した。18~29歳で、「増進した」と回答した人は、全体より3.5%高かったが、「減退した」と回答した人も5.1%高かった。

 

30~39歳

34.1%の人が、「増進した」と回答した。一方で13.8%の人は、「減退した」と回答した。30~39歳で、「増進した」と回答した人は、全体より9.7%高かったが、「減退した」と回答した人は0.6%低かった。

 

40~49歳

19.4%の人が、「増進した」と回答した。一方で11.9%の人は、「減退した」と回答した。40~49歳で、「増進した」と回答した人は、全体より5%低かったが、「減退した」と回答した人も2.5%低かった。

 

50~60歳

20.0%の人が、「増進した」と回答した。一方で15.0%の人は、「減退した」と回答した。50~60歳で、「増進した」と回答した人は、全体より4.4%低かったが、「減退した」と回答した人は0.6%高かった。

 

4.分析&所見

昨春のコロナウイルスの世界的大流行により、世界の主要マーケットの株価が大幅下落し、その後株価が上昇するといった、変動率が高い相場が続いており、金融取引が活発になっているといわれているが、本調査でも投資意欲が「減少」した人よりも「増加」した人の方が多く、データとしても裏付けられた。

 

30歳代の人の投資意欲がその他の年代と比較して旺盛であった。続いて、18~29代、40~49歳代、50~60代の順で、投資意欲が減退していく。

 

特に18~39歳の若い世代で投資意欲が増進したのは、在宅時間が増えて、お金についてじっくり考える時間が増えたこと、コロナ禍で急速にオンライン社会に転換したこと、スマホ等で簡単に投資ができるなど、オンラインリテラシーが高い等の理由で、若い世代で資産運用への意欲が増進したと言える。

 

5.コロナ禍でどの資産運用が人気なのか

コロナバブルで株式に火が付く

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