注目ポイント
年齢による意欲や動向の違いに潜む理由
コロナワクチン接種についての意欲調査
若年層ほど警戒し、高年層ほど意欲的
コロナワクチンの接種に対する意識は、年代によって大きな相違が見られた。50-60歳では、半数以上の人がワクチン接種に前向きだが、年齢が下がるにつれて肯定派の割合が減少し、18-29歳では、肯定派はおよそ4人に1人しかいなかった。
また、40%弱の人がワクチン接種に対する自分の意思を確定できておらず、特に18-29歳の青年層では約半数を占めた。

全体のワクチン接種意欲
半分以上の人がコロナワクチン接種に懐疑的
ワクチン接種に対する意欲調査で、意見の定まらない回答である「どちらともいえない(37.9%)」が1位となり、全体の4割近くを占めた。続いて、肯定派の「積極的(20.2%)」、「やや積極的(20.0%)」は合計で約4割となった。消極派の「消極的(13.5%)」、「やや消極的(8.5%)」は合計で2割超過となった。
即ち、肯定派は全体の約4割に過ぎず、半分以上の人がワクチン接種に懐疑的或いは消極的意識を持っていることがわかった。
年齢ごとのワクチン接種意欲
若い人ほど懐疑的、年を取るほど肯定的
18~29歳
ワクチン接種に対して意見の定まらない回答である「どちらともいえない(48.2%)」が全体を10.3%上回った。続いて、肯定派の「やや積極的(16.1%)」、「積極的(10.0%)」は、合計で26.1%となり、全体を14.1%下回った。消極派の「消極的(14.7%)」、「やや消極的(11.0%)」は、合計で25.7%となり、全体を3.7%上回った。
30~39歳
ワクチン接種に対して意見の定まらない回答である「どちらともいえない(42.3%)」が全体を4.4%上回る結果となった。続いて、肯定派の「やや積極的(19.1%)」、「積極的(15.8%)」が、合計で34.9%となり、全体を5.3%下回った。消極派の「消極的(14.4%)」、「やや消極的(8.4%)」は、合計で22.8%となり、全体を0.8%上回った。
40~49歳
ワクチン接種に対して意見の定まらない回答である「どちらともいえない(34.3%)」が全体を3.6%下回った。続いて、肯定派の「積極的(23.3%)」、「やや積極的(20.3%)」が、合計で43.6%となり、全体を3.4%上回った。消極派の「消極的(12.9%)」、「やや消極的(9.2%)」は、合計で22.1%となり、全体を0.1%上回った。