2022-03-10 経済

韓国大統領選は野党・尹錫悦候補が激戦制す 5年ぶり左派から保守に政権交代も前途多難

© Photo Credit: Reuters / 達志影像 Yoon Suk Yeol

また、特に2020年5月、政策金利が0・75%から0・5%に引き下げられて以来、低金利と過剰流動性(カネ余り)から過度な不動産投資が増大。まるで日本のバブル期のように不動産価格の高騰に歯止めがかからず、住宅価格や家賃相場が上昇し続けている。そのため借り入れに頼らざるを得ない家計も急激に増え、〝国民総借金漬け状態〟に陥ったのだ。

新政権が直面する外交問題は文政権が悪化させた対米、対日関係だ。尹氏は2月のテレビ討論会で、当選した場合、バイデン米大統領に次いで岸田首相と会談することを明言し、文政権下の「親中・親北外交で崩れた韓米・韓日関係を正常に回復することが優先だ」と訴えた。

また、文政権がなおざりにしてきた北朝鮮問題に対し、尹氏は「攻撃が差し迫っている場合、先制攻撃は正当化される」との立場を取るなど、対北強硬姿勢を示している。

5月10日に就任する尹氏は韓国で民主化以降、国会議員など政治経験のない初の大統領となる。

 

オススメ記事:

ウクライナ大統領からの義勇兵募集に呼応 米国など海外の志願者が「国際部隊」に入隊

経済制裁でロシアから西側IT大手が総撤退 残る中国企業に〝漁夫の利〟ありそうだが…

世界が仰天したニクソンの中国訪問から丸50年 戦後政治の転機となった毛沢東との握手の意味

プーチン大統領が仕掛けた侵略戦争の余波で 「今日のウクライナは明日の台湾」の現実味

ウクライナ侵攻に露インフルエンサーらが抗議 SNSで発信しプーチン大統領に重大ダメージか

 

あわせて読みたい