2021-11-30 ライフ

宇宙人は存在する?NASA が火星で 有機分子発見!古代生命の手がかりか

© NASA

注目ポイント

アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究者グループが、火星の砂サンプルのテストに成功した。

2017年3月にNASAの火星探査車キュリオシティーが収集したサンプル砂を、実験カップ中の試薬と混合したところ、古代生命の手がかりになりうる分子を発見した。これはNASAの研究者グループがテストしたもの。キュリオシティーが収集したものを、探索車を操作し実験トレー中の試薬を混ぜたところ、発見できたという。

 

興味深いのは、この混合物からはNASAがまだ火星表面から測定していない有機分子が放出されたということだ。NASAの研究員 Maëva Millan氏 は「これにより火星に生命が存在することを証明できるわけではない」としたものの、地球外生命体の探索にとって大きな一歩であり、この技術に大いに期待できると話している。また、Millan氏と彼女のチームは、この実験は火星のサンプル分子リストをさらに拡大し、生物に関係する有機分子をさらに探索できることを示している、と論文で締めくくっている。

 

実験で得られた混合物には、大きな注目を集めた2つの化学物質がある。安息香酸(Benzoic Acid)とアンモニア(Ammonia)だ。この2つの化学物質は、いずれも古代生命への手掛かりとなる可能性があるからだ。

 

Millan氏 は、この技術は研究者が火星にかつて生命が存在していたかどうかを探るヒントとなるとしている。そしてさらに重要なことは、将来人類が火星に移住できるかという点。現在はこの分子の「父母」と、形成のプロセスを分析中。とはいえNASAが火星の土壌から有機分子を発見したのは、これが最初ではない。以前にもキュリオシティーは火星でチオフェン(thiophenes)を採集した。これは地球上の石炭、原油と白トリュフからも発見される特殊な化合物だ。研究者は 2003 年にチオフェンは火星に古代生命が存在した証であるとしたが、さらなる研究の結果が待たれている。


原文作者: 趙正瑋
原文責任編集者: Mia
原文校閲者: Mia
翻訳者: TNL JP編集部
校閱者: TNL JP編集部