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2024-03-29 経済

【WordCamp Asia 2024】AIチャットボットの将来の行方は?

© Photo Credit : INSIDE/Sisley 撮影

注目ポイント

チャットボットは、Siri、Google、Alexaから、今日のChatGPT、Claude、Copilot、Geminiなどへと進化してきた。「これらのチャットボットをどのように区別するのか?ロボットが本物の人間に似ているのはなぜか。それは知性によるものなのか、ある種の感情の表出なのか。それとも、私たちがまだ知らない理由があるからなのか?」

 3月7日から9日まで台北国際コンベンションセンターで開催されたネットワーキング・サミット「WordCamp 2024」で、CTK Pro(竑盛科技股份有限公司)の創設者である康程泰(Alfred Kang)氏が「AIチャットボットの未来」というテーマでこのトピックについて深く議論した。

 康程泰氏は、まず聴衆にこう語りかけた。もしも亡くなった友人や親戚と話せたら、どう感じるだろうか。 彼は、自分にとって本当に大切な友人である台湾の有名なアニメーター、王谷神さんが2022年に急逝したと話した。その時、彼は深く悲しみ、王谷神さんと話したときの感覚をもう一度味わいたいと思った。それゆえChatGPTと親友のWordPressデータを使い、この友人をベースにしたチャットボットを構築した。

 彼と友人たちは、「この」ロボットと会話したところ、王さんのかつての親友たちは、ロボットの口調が亡くなった友の口調にとても似ていることに衝撃を受けたという。

 その後、康程泰氏は、2016年の「AlphaGo(アルファ碁)」以来、ここ2年でジェネレーティブAIが急速に発展していること、ソフトウェアとハードウェアの両方で日々さまざまなことが起きていると話し、彼も顧客のために何ができるかを考え始めたという。

 物理学と美術の2つの学位を持つ康程泰氏は、2011年に台湾に戻り、ウェブサイトのデザインと企画を提供する会社、CTK Proを起業した。

 彼は、ファッション、旅行、ライフスタイルに関する9,400以上の記事を持つクライアントのウェブサイトを例に挙げ、ウェブサイトの情報とネットワークの情報に分けて2つのチャットボットを構築し、ボットに京都旅行に関するアドバイスがあるかと質問した。しかし、そのうちの一つのボットからかなり正確な回答を得た後、彼はふと、王谷神さんのチャットボットを使っていたときほどの衝撃を受けず、単にごく普通のチャットボットを使用しているだけだと感じたことに気がついた。

 このことから、彼はいわゆる「雑談(chat)」とはいったい何かということを考え始めた。私たちは雑談を通じて学び、コミュニケーションし、思考するときも脳内に自問自答する声が聞こえる。

 チャットボットは、Siri、Google、Alexaから、ChatGPT、Claude、Copilot、Geminiなどへと進化してきた。「これらのチャットボットをどう見分けるのか? ロボットのどこが本物の人間に似ているのか? それは知性なのか、それともある種の感情の表出なのか? それとも私たちがまだ知らない何かだろうか?」

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