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2021-12-15 ライフ

巣ごもり需要で成熟したゲームユーザーの実態が浮き彫りに

© Photo Credit:ShutterStock / 達志影像

注目ポイント

コロナ禍の巣ごもり需要で爆発的人気を博したゲームは、日常レベルでエンタメ化し、徐々に成熟化を迎えている。本レポートは、性別、年齢別によるゲーム利用実態やゲーム端末の種類、アプリ嗜好についての調査結果を基に、成熟しつつあるゲーム利用実態を浮き彫りにした。

性・年代別ゲーム利用状況

若い世代ほど人気があり、年配層ほどゲーム離れをするゲーム利用状況についての統計結果によると、全回答者の65.7%がゲームを利用していることが明らかになった。

 

性別では、男性が67.7%、女性が63.7%となり、女性より男性の方がゲームを利用していることがわかった。

 

年齢別では、16~19歳の就学年齢層が83.4%と最も多く、年齢が上がるにつれ右肩下がりとなった。特に、30~39歳と40~49歳間では18.6%、40~49歳と50~60歳間では13.8%と、大幅な減少が見られた。

 

これは、16~39歳は環境的に大きなストレスがないため、容易にゲームを利用できるためと思われる。40~49歳から50~60歳にかけては、家族の介護や子供の教育費負担など、経済的にも肉体的にも心理的にも負荷が生じるため、ゲーム利用も減少すると考えられる。

端末別ゲーム利用状況

全回答者では、モバイル端末が根強い人気

男性はゲーマー化し、女性は日常エンタメとして見る傾向

端末別ゲーム利用状況についての統計結果によると、全回答者ではスマートフォン/タブレットが85.3%と圧倒的に高く、続いて家庭用ゲーム機が54.2%、PCが53.5%で、家庭用ゲーム機とPCでのゲーム利用に大きな差が見られなかった。

 

これは、13歳から59歳までのスマートフォンの保有率が高いことと、スマートフォン/タブレットの起動時間が短いこと、時間の合間に遊べることなどが理由と考えられる。

 

性別では、男性のスマホ利用が83.5%と高く、続いて家庭用ゲーム機及びPC利用がそれぞれ61.4%、61.3%とほぼ同じ程度のデータとなった。女性のスマホ利用は87.4%で、男性のそれよりもやや高めであることがわかった。一方、女性の家庭用ゲーム機及びPC利用はそれぞれ46.4%、PCが44.9%で、男性と比べそれぞれ15%、16.4%の減少傾向が見られた。

 

これは、女性は無料で遊べるビジネスモデルを好む傾向が強く、男性はゲームのためにフルプライスで支払うことを好む傾向が強いためであると考えられる。

 

年齢別では、16~60歳のスマートフォン/タブレット利用が88.6%で、家庭用ゲーム機及びPCはそれぞれ54.7%、51.8%となった。30~39歳のスマートフォン/タブレット利用は86.9%で、家庭用ゲーム機及びPCはそれぞれ60.5%、53.2%となった。40~49歳のスマートフォン/タブレット利用は84.2%で、家庭用ゲーム機及びPCはそれぞれ53.4%、51.4%となった。

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